インテリアに馴染む!アクアの家具冷蔵庫「LOOC(ルーク)」はデザインと機能が両立
フラットなドア、天板はまるでチェスト!リビング、ベッドルームにも設置しても違和感なし
今回の冷蔵庫の名前「LOOC」は冷蔵を意味する「COOL」から。家具を冷蔵庫にするという、発想を逆転させたことから「COOL」を逆にした「LOOC」と名付けられました。 デザインでは、冷蔵庫感を一切廃し、いかに家具に見えるかに重きに置いています。 「最大の家具感をたらしめるポイントになっているのが、この脚の部分かなと思います。ハイタイプの脚をつけると約9センチ上げることができるのですが、この脚をつけることでより家具感が出ます。さらに、床との空間が生まれることでお部屋が広く見えるような視覚的な効果も生まれます。 ロボット掃除機が足元に入る高さに設定しているので、掃除のときも便利です」(アクア 商品本部 冷蔵庫企画グループの杉本優輔さん) インテリアに溶け込むデザインとして、サイズ感にもこだわっています。 「『LOOC』は幅が60cm、奥行きが45cmで作られていますが、デザインで一番参考にしたのがチェストです。他の家具と一緒に並べたときに表の面が合うような仕様になっていて(冷蔵庫としては)非常に薄型で、リビングに置いていただいても違和感のない商品になってます」(杉本さん) コンパクトサイズの冷蔵庫では左右どちらかのみの開きが一般的ですが、「LOOC」はチェストのような両開きのフレンチ扉を採用。これによって大きく開いても周囲の邪魔にならず、使い勝手にも配慮されています。
インテリアスタイリストから見た家具冷蔵庫「LOOC」の魅力
発表会の会場となったのは、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんが所有する「白鷺の家」。建築家・前川國男設計のテラスハウス内に4つの「LOOC」を設置。リビング、ダイニング、階段上のスペース、ベッドサイドと4つのシチュエーションでのコーディネートを提示。 窪川さんは「LOOC」を見て、現在のトレンドとして見ても家具のデザインとしてできあがっていることと、冷蔵庫なのにヒンジやロゴなどの表示が表に見える部分にないことに驚いたそうです。 「ちょっと欲張って、この屋内に4台の『LOOC』を置いてみました。リビングではサイドボードのようなスタイルで、ダイニングではテーブルのそばのちょっとしたドリンクステーションとして。寝室では脚をロータイプにして、ベッドサイドに置いて水が飲みたくなったときに。そして、上にミラーを置いて、ドレッサーのようにも使ってみました」(窪川さん) ここ最近のインテリアでは、ニュートラルカラーといわれるグレー系のものや、モルタルなどを使ったグレイッシュの空間づくりというのがトレンドの1つ。今回の「LOOC」にも取り入れられているナチュラル系の「グレージュウッド」はグレー系の空間やナチュラルな感じを足した空間にも合うそうです。一方の「ブラウンウッド」は、現代的なダークブラウンを使ったスタイリッシュなマンションをはじめ、シュッとした空間にも合うカラー。今回の会場となった、建築から68年経ったレトロな雰囲気も併せ持つテラスハウスにもマッチしています。 「LOOC」のデザインを担当したハイアールアジア R&D イノベーションデザインセンター所属の渡邊悠太さんは、部屋に馴染むことをずっとこだわり続けたといいます。 「やっぱり部屋に馴染むことがとても大切。ブレずに、色やデザイン、サイズにこだわる。一方で、冷蔵庫としてヒンジやパッキンなど、デザイナーの本音としてはなくしたいけれど、なくせないものもある。通電した状態で使うものなので、壁に接した状態で置くことが一番ベストだと思い、キャビネットを参考にデザインしました。今回の展示でサイドボードのように飾っていただけたのは、狙いでもあったので、嬉しいですね」(ハイアールアジア R&D イノベーションデザインセンター所属の渡邊悠太さん)