ブライトン、セルティックMFオライリー獲得へ…スコットランド記録の移籍金で加入が間近に迫る
ブライトンがセルティックに所属するデンマーク代表MFマット・オライリーの獲得に迫っているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』など複数のメディアが報じた。 現在23歳のオライリーはフルアムのアカデミーで育ち、同クラブでトップチームデビューを飾った後、ミルトン・キーンズ・ドンズを経て2022年1月にセルティックへ完全移籍で加わった。即座にセントラルハーフの一角として主力に定着すると、2023-24シーズンは全公式戦50試合のうち49試合に先発出場して、19ゴール18アシストを記録。ファン、選手が選ぶクラブの年間最優秀選手にも輝いていた。 そんなオライリーに対しては、今年1月にアトレティコ・マドリードが獲得に乗り出していたが、当時はセルティックが総額2000万ポンド(約38億円)でのオファーを拒否。今夏の移籍市場でも、アタランタから熱視線を送られていることが明るみに出ていた。アタランタは最終的に5度目のオファーで、2150万ポンド(約41億円)に変動性のボーナスを加える条件を提示したものの、これでもセルティックは首を縦に振らなかったようだ。 だが、ここに来てブライトンがオライリーの獲得にこぎ着けたという。ブライトンは移籍金2500万ポンド(約48億円)にボーナス500万ポンド(約9億5000万円)、最大3000万ポンド(約57億円)のオファーを提示し、これをセルティックが受け入れた模様。なお、この金額は、スコティッシュ・プレミアシップ内の選手の売却額としては史上最高額を更新するものだと伝えられている。 既に両者は合意に達しており、書面での契約もまとまっているとのこと。残すは最終確認とサイン、そしてメディカルチェックのみの段階に達しており、オライリーのブライトン移籍は決定的と見ていいだろう。 今夏の移籍市場で、ブライトンはドイツ代表MFパスカル・グロスをドルトムントへ売却。スコットランド代表MFビリー・ギルモアもナポリ移籍の可能性が取り沙汰されている。昨年夏にはエクアドル代表MFモイセス・カイセド(現:チェルシー)とアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター(現:リヴァプール)も退団していたことから、直近は中盤が相次いで流出していたが、デンマークの若きMFがブライトンへ加わることとなりそうだ。
SOCCER KING