大阪府・吉村知事が定例会見5月20日(全文4完)週末の東京・大阪間移動控えて
拡大防止対策を早くやってほしいということか
僕も、休業要請を掛けるというのは本当は自由経済の中でやっぱりおかしな話なので、それはもう分かっています。ですので大阪の感染の状況も踏まえた上で、でもウイルスはゼロじゃないし、発生しやすいし、現に発生したところだから、であるならば、こういった感染予防策を具体的に取りますということをぜひ練ってもらいたいと思いますし、そこは詰めてもらいたい。5月21日に判断しますが、もう一段、5月29日にももう一段の判断はしたいというふうには思っています。 関西テレビ放送:今のお話でいくと、つまり店自身がお客さんの個人情報を持つっていうこと自体はそれほど役に立つのではなく、あくまでも感染症のほうの広がりを防ぐほうの対策を早くやってほしいということでしょうか。 吉村:いや、そもそも感染症が広がらないように感染症対策をやってくださいというのが当然1つ大きな、これはいわゆる防止マニュアルとかにもたぶん記載されるようなことだと思うんです。でもやっぱり誰か出ることはありうるわけですから、誰か出たときに追い掛けられるような仕組みというのは僕は非常に重要な要素だとは思っています。 それを、例えばお店の情報を、顧客名簿なんかはライブハウスのときは協力いただけましたけども、別に誰が来てるか隠す必要もないし、それは、でも大事な情報だけれども信用して出していただけました。ただ、そういった会員制のお店だったり、ほぼ会員制に近いようなお店であったら、それは行政に出すっていうのはやっぱりこれはまかり成らんよと。
ある程度約束できる業種もあるのでは
関西テレビ放送:もちろん出すっていう話じゃないんです。自分たちでは連絡付きますよということは、ある程度お約束できる業種もあると思うんですよね。 吉村:それは僕は非常に有効な手段の1つだと思っています。だからそのお店が、AさんBさんCさんに現実に連絡したかどうかは僕らは分からないけども、ちゃんとAさんBさんCさんに連絡します、連絡先は持っています、だから言いますよ、というのは言っていただける。それは非常に僕は大きなことだと思っています。 だからこっちは分からないけど、でも店が持ってる情報の中で、それは本人の、来たお客さんに、ある意味内緒で伝えてくれるんだったら、それはある意味現実的な対策としてはあるだろうとは思っています。 関西テレビ放送:もう1点、東京から大阪にこの週末に例えば遊びに来るとか、そういったことに対してのお考えはどんな感じでしょうか。 吉村:それはもう当然控えていただきたいと思っています。いや、今も大阪は特定地域として緊急事態宣言のエリアです。東京もそのエリア、北海道もそのエリアですから、その間の行き来っていうのはやっぱりやめるべきだと思っています。もし今回大阪が外れたとしても、仮に東京とか北海道が残っているんだとしたら、北海道とか東京からこの大阪に来るというのはやはり控えていただきたいと思っています。 だからそういうお願いをすることに、逆に言うと大阪から行く場合もそうですけど、府民の皆さんにそういうお願いをすることになるのか、あるいは府県間の移動、総理がおっしゃっている、ちょっと、5月末までは府県間の移動はできるだけ控えてくださいっていう、これは総理の発言ですので重たいと思っていますので、そこも含めて考えたいとは思っています。 司会:あとお二方お願いします。