演技をする三浦璃来、木原龍一ペア（AP）

◇１８日　フィギュアスケート　グランプリ（ＧＰ）シリーズ第１戦・スケートアメリカ第１日（米テキサス州アレン） 　ペアと女子のショートプログラム（ＳＰ）を行い、ペアは昨季世界選手権２位の木原龍一（３２）、三浦璃来（２２）組＝木下グループ＝が７７・７９点で首位発進。女子は昨季四大陸選手権３位の渡辺倫果（２２）＝三和建装・法大＝が６６・５４点の３位でフリーに進んだ。 　ペアの最終８番滑走だった「りくりゅう」ペアは今季のＳＰ曲「Ｐａｉｎｔ　ｉｎ　Ｂｌａｃｋ」のメロディーに乗って演技。冒頭のツイストリフトはレベル２にとどまったものの、３つ目の構成要素だったリフトで最高のレベル４を獲得。また、スピンやステップ、デススパイラルも全てレベル４とした。 　ジャンプは２人並んでの３回転トーループを息を合わせて決めて、ＧＯＥ（出来栄え点）で０・７８点の加点を獲得。３回転ルッツのスロージャンプも三浦がきれいに着氷して、ＧＯＥ（出来栄え点）で１・８２点の高い加点を得た。ノーミスの内容に納得がいったのか、演技を終えた２人はキス・アンド・クライで充実の笑みを浮かべた。 　一方、女子ＳＰの渡辺は１１番滑走で登場。冒頭でダブルアクセル（２回転半ジャンプ）を決めてＧＯＥで０・９０点の加点を得ると、続く３回転ルッツも着氷。得点が１・１倍となる後半に組み込んだルッツ―トーループの連続３回転でも０・９１点の加点を得た。ジャンプ以外の構成要素はレベルの取りこぼしがあったものの、ＧＯＥの減点なしという内容にまとめて首位のイザボー・レビト（米国）とは１・８９点差という位置につけた。 　他の日本勢は樋口新葉（２３）＝ノエビア＝が６６・１２点の４位、青木祐奈（２２）＝ＭＦアカデミー＝が５６・５１点の１０位でフリーに進んだ。（写真はAP）