エアコンから“カビ風” 製氷機や靴の中に“隠れカビ”も… 梅雨入り間近、カビ対策は?
日テレNEWS NNN
沖縄と奄美地方はすでに梅雨入りし、まもなくやってくるじめじめシーズン。意外な場所に発生する、“隠れカビ”に注意が必要です。 ◇ 23日、都内の家で行われていたのは、業者によるエアコンの掃除です。 ダスキン矢野口・サービスマスター 清田翔さん 「今のシーズンがこの業界は忙しくなります」 依頼の数はいまがピークといいます。
この時期、気になるのが… 40代 「家の中のカビ。それをこまめに掃除する」 20代 「最近、暑い日と寒い日が続いていて。エアコンをつけたら、確かにカビくさいとかあるかも」 “じめじめシーズン”の厄介者、「カビ」です。
沖縄と奄美地方はすでに“梅雨入り”。日本気象協会によると、6月中旬までには北海道を除く、すべての地域で梅雨入りするとみられています。 梅雨の時期と切っても切り離せない「カビ」。カビが好む環境の1つが、エアコンの内部です。 ダスキン矢野口・サービスマスター 清田翔さん 「これはもうカビです。黒いの、落ちてるじゃないですか、これカビです。カビ風が出ます」 久しぶりにエアコンをつけると、フィルターなどについたカビが風に舞う、“カビ風”となる危険があるといいます。
エアコン内部にカビを付着させ、それがどのくらい空気中に舞うのかを可視化した実験では、エアコンをつけると、前方の広い範囲にカビが漂いました。そのまま放置すると、健康被害のリスクもあるといいます。 千葉大学真菌医学研究センター 矢口貴志准教授 「(カビを)吸いすぎると呼吸器系のアレルギーを起こすこともある」 ◇ 街の人もカビ対策に追われています。 30代 「長年使っていたお風呂をリフォームしたので。“防カビ”に特化したものに換えてもらった」 お風呂場やシンクなど、“水回り”が繁殖しやすい場所ですが、赤ちゃんのいるママは… 4か月の子どもの母親 「緩衝マットとか、裏側がカビるらしいので、1日1回寝る前に掃除しています」 ほかにも、専門家は意外な場所に“隠れカビ”が存在していると指摘します。