写真：Impress Watch

アップルは10日(米国時間)、日本を含む世界8カ国での「Apple Vision Pro」を発売する。日本における発売は6月28日となる。価格はで599,800円からで、256GB、512GB、1TBのストレージ容量が選択できる。6月14日午前10時から予約注文の受付を開始する。 【この記事に関する別の画像を見る】 日本だけでなく、中国本土、香港、シンガポールで同日から予約・発売を開始。さらに、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国では、6月28日午後9時(日本時間)からVision Proを予約注文でき、7月12日(現地時間)から販売が開始される。 アップルによるARヘッドマウントディスプレイ「Vision Pro」の世界展開が決定。現実とデジタル世界を結ぶ「空間コンピューター」として開発。デジタルコンテンツをフィジカルスペースに重ねて表示し、ディスプレイによる制限をなくし、様々なサイズで空間上に画面を表示できる。 映画やテレビ番組、スポーツを大画面で見ながら、空間オーディオで楽しんだり、大人数でのビデオ会議などに対応する。 コントローラーや追加デバイスなどが不要で、目や手、声によって操作できる3Dインターフェイスを採用。Magic KeyboardとMagic Trackpadによる操作にも対応する。また、Macと連携して利用可能。「3Dカメラ」を搭載。現実世界とVision Pro上の映像を重ね合わせた3D写真や3D動画を撮影し、「空間体験」をシェアできる。 「visionOS」は、今秋にバージョン2(visionOS 2)に更新され、2つの4Kディスプレイをサイドバイサイドで使えるほか、2D写真からの空間写真生成など多くの新機能に対応する。visionOS 2では、Magic MouseなどのBluetoothアクセサリをペアリングして使えるようになる。 また、6月には、Apple Vision Proで使える新しいアプリとゲームも登場予定。日本でもLIFULL、U-NEXT、日経新聞、Yahoo! JAPANなどが対応する。 Apple Vision Proはケーブル接続のほか、バッテリー動作にも対応。バッテリー動作の場合、最大2時間使用できる。本体重量は600～650g。 Apple Vision Proは、ソロニットバンド、デュアルループバンド、2つのライトシーリングクッションが付いたライトシーリング、Apple Vision Proカバー、ポリッシングクロス、バッテリー、USB-C充電ケーブル、USB-C電源アダプタなどが付属する。 また、視力矯正が必要なユーザーのために、ZEISSと連携してApple Vision Proにマグネットで装着するZEISS Optical Insertsを用意している。ZEISS Optical Inserts - Readersは16,800円、ZEISS Optical Inserts ― Prescriptionは24,800円。 なお、Apple Vision Proトラベルケースは34,800円。AppleCare+ for Apple Vision Proは89,800円。