東大ジュニア講座、振動・AI・化学システム工学の受講生募集
多様な工学の学びや卒業後のキャリアを伝える、東京大学メタバース工学部のジュニア工学教育プログラム(通称・ジュニア講座)は、2024年6月も複数のテーマで講座を開講する。現在、振動やAI、化学システム工学をテーマにした講座の受講生を募集。参加無料。申込みはWebサイトで受け付ける。 【画像】ジュニア講座「振動を使って地球を調べよう!~振動でエネルギー問題やCO2削減に貢献&人間活動もよくわかる!~」
6月2日に開講する「振動を使って地球を調べよう!~振動でエネルギー問題やCO2削減に貢献&人間活動もよくわかる!~」では、振動を使って地球活動や人間活動を調べる技術や取組みについてわかりやすく解説する。講師は東京大学「エネルギー総合学連携研究機構(CROCES)」の所属教員が担当。
受講は対面またはオンラインで可能。会場には地震計などの展示や実験もあり、会場参加のうち希望者は、講義終了後に東京大学工学部3号館にある「鉱物資源フロンティアミュージアム□ミネラフロント□」の見学もできる。おもな対象は小中学生と保護者。定員は対面110名、オンラインは制限なし。申込締切は、対面が5月19日、オンラインが5月26日。
AIをテーマにした講座「Human-AI Interaction:人間とAIを結ぶ技術と設計」は、6月3日・10日・17日・24日の全4回開催。人間とAIを結ぶインタフェース設計や技術、社会的課題を議論し、人間とAIの新しい関わり方を共に考える機会とする。AIの技術的な側面だけでなく、人間との関わり方や社会への影響に興味があるという中高生に受講してほしい内容となっている。
オンライン開講で定員は設けない。おもな対象は中高生だが、それ以外も参加可能。申込締切は5月30日。受講にはZoomでの受講とオンラインで実施する課題の提出ができるPC・インターネット環境が必要。また、課題実施のためにGoogleアカウントが必要となる。
「化学システム工学入門」もオンライン講座として開講。6月10日・17日・24日の全3回、毎回身近なテーマを題材に、複雑な化学現象を「要素」と「プロセス」からなる「システム」として捉え、上手に扱おうという「化学システム工学」の基礎を学ぶ。現象の数学的整理をしつつ、結果をコンピュータ上で確認することで、理論と実践を手を動かしながら学ぶという。