衆議院選挙福岡3区の候補者の横顔…東野圭吾さんの小説好きやホットケーキ作り上手い人
座右の銘は「雨だれ石をうがつ」。20年以上、トレーニングジムに通い続けて鍛えた体と信念で、街頭に立ち続ける。
15年に成立した安全保障関連法を巡り、「おかしいことは、おかしいと声を上げる人間でありたい」と同市・天神などで行われたデモに参加したことが政治の道に進むきっかけとなった。「国民の暮らしが物価高騰で大変な状況になっている」と、中小企業支援と合わせて最低賃金をすぐにでも時給1500円に引き上げ、学校給食費や学費など教育の無償化も訴える。
趣味は将棋や演劇鑑賞。小説家・東野圭吾さんの作品も好きで、最新刊が出版されると購入している。
仁戸田元気候補（45）立民・新
県議として4期目の任期を残し、初の国政選挙に挑む。政治改革を前面に打ち出し、「一つの勢力が力を持ち続けると不正や腐敗が起こる。『政治とカネ』の問題の実態解明をしなければならない」と訴える。
行橋市出身。人口減少など地元が抱える課題を肌で感じ、「政治が変わらないと暮らしは変わらない」と政治家を志した。日本大法学部に進み、卒業後は神戸製鋼所に入社。その後、松下政経塾に入った。
2011年に県議選で初当選し、3期目には副議長も経験。知名度を上げようと、駅前や交差点など街頭に日々立ち続け、地域行事にも顔を出す。
愛犬の散歩や、長女（5）と遊ぶことが息抜きになっているという。
古賀篤候補（52）自民・前
5期目を目指す今回は、自身にとって最多の新人5人との争いに。「12年間、何をしてきたか。より多くの方に知ってもらうことが大事」とし、短い動画でこれまでの実績などをSNSで発信するようになった。
財務省勤務を経て、2012年から4期連続で当選。岸田内閣では、厚生労働副大臣として新型コロナ対策などにあたった。内閣府副大臣に就任した半月後に能登半島地震が発生。現地入りして各省庁と被災自治体の調整役も担った。「問題意識が高い今だからこそ、より万全になる」と、国や自治体の災害対応能力を高めていくことなどを訴える。
議員宿舎では野菜いためなどを作るが、妻からは「上手いのはホットケーキだけ」と言われると笑う。
