「四島帰属方針変わらず」 首相、北方領土問題
石破茂首相は2日、北方領土問題の早期解決を求める北海道根室市の石垣雅敏市長らと官邸で面会した。「四島の帰属を明らかにすることが大変重要だ。その政府方針に何ら変わりはない」と述べ、問題解決に努力すると説明した。 ロシアによるウクライナ侵攻の影響などを受け再開のめどが立たない元島民の「北方墓参」も、実現に向けて取り組む考えを強調。「墓参は人道的な問題だ。ロシアと話し合いたい」とした。面会には伊東良孝沖縄北方担当相が同席した。 首相はこれに先立つ衆院代表質問で「政府として北方領土問題を解決し、平和条約を締結する方針を堅持する」と強調した。