【侍ジャパン】井端監督、プレミア12準Vに終わるも手応え「選手が自信をつけたと思う」
侍ジャパン井端弘和監督(49)が25日、再出発した。「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」決勝台湾戦での敗戦から一夜明けた25日、神宮球場で明治神宮大会を視察した。午前中から高校、大学それぞれの決勝戦を見守った。プレミア12での9試合では8勝1敗。台湾戦3度目にして決勝で唯一の黒星を喫し、準優勝で大会を終えたが「ほとんどの選手が自信をつけたと思う」と手応えを示した。 招集した28選手のうち投手13人は全員登板、野手15人は全員安打を果たした。初侍組では井端監督を「理想の上司」と語った辰己が、3番打者として打率3割超え。藤平は6試合に登板し6回12奪三振、無失点と国際舞台で頭角を現した。「彼(辰己)は自分でやると言ってプレッシャーをかけていた。間違いなくすばらしい選手。清宮選手も最後は結果を出してくれた。結果は負けましたけど、僕自身は晴れやかな気持ちですよ」と、日本のために戦う姿が頼もしかった。 26年3月に予定されるWBCでの2連覇と世界一奪回を見据えるチームは、松田宣浩氏(41)を打撃コーチ、能見篤史氏(45)を投手コーチとして招聘(しょうへい)する。陣容を整えて「来シーズン以降を踏まえて糧にしてもらえたら」とさらなる成長を願い、約1カ月に及ぶ戦いは幕を閉じた。【栗田成芳】