習氏が18日からマカオ訪問 行政長官就任式と返還25年式典に出席へ
【北京=三塚聖平】中国国営新華社通信は14日、習近平国家主席が今月18日から20日までマカオを訪問すると伝えた。20日に予定されるマカオ返還25年の記念式典と、行政長官(首長)選挙で当選した岑浩輝(しん・こうき)氏の就任式に出席する。 習氏は、返還20年の2019年12月にもマカオを訪問している。岑氏は、終審法院(最高裁)前長官で、中国本土出身者として初めて行政長官に就任する。習氏は11月1日に北京で岑氏と面会した際、「終審法院長を長く務め、中国とマカオを愛する立場は堅固だ」と評価している。 マカオは、1999年12月20日にポルトガルから中国に返還された。香港と同様に「一国二制度」の下で高度な自治が保障されている。カジノ産業が盛んなことで知られている。