『コナン』『ちいかわ』作者、世界的名作『百年の孤独』の文庫化チームが受賞…第6回「野間出版文化賞」
青山剛昌氏(特別賞)
授賞理由 1994年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載を開始した『名探偵コナン』は、多彩で魅力的なキャラクター、感動的なストーリー、ロマンス要素などミステリー漫画という枠には収まりきらないエンタメ要素も読者の共感を呼び、いまや国民的漫画と言っても差し支えない。今年連載30周年を迎えた本作は、テレビアニメ版と劇場版もそれぞれ人気シリーズとして続編・最新作が作られ続けているだけではなく、コミックスは世界各国でも翻訳版が発売されている。日本のみならずグローバルに人気を博している「コナン」は、日本を代表するキャラクターとして出版文化に大きく貢献している。 受賞者略歴 1963年、鳥取県生まれ。61歳。1986年、『ちょっとまってて』で第19回小学館新人コミック大賞入選、デビュー。1988年、「週刊少年サンデー」にて『YAIBA』の連載を開始し、同作で第38回小学館漫画賞(児童漫画部門)を受賞。1994年に「週刊少年サンデー」で『名探偵コナン』の連載を開始。同作は1996年よりテレビアニメ化、1997年には映画シリーズ第1作が公開となった。2001年、『名探偵コナン』で第46回小学館漫画賞(少年部門)を受賞。2021年には『名探偵コナン』テレビアニメ化25周年を迎え、同年に『名探偵コナン』のコミックス第100巻が発売となった。2024年には『名探偵コナン』が「週刊少年サンデー」連載30周年を迎えた。 この賞は出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体などを顕彰するもので、昨年の第5回は芦田愛菜氏、黒柳徹子氏、藤井聡太氏、福澤克雄氏が受賞しました。 過去の受賞作品(受賞者および受賞団体)はこちら
現代ビジネス編集部