台風7号 お盆休み終盤の交通に影響大 羽田・成田便や新幹線各線の運行情報に注意
台風7号が関東を直撃するおそれがあります。お盆休み終盤のUターン期間と重なるうえ、首都圏の交通に大きな影響が及ぶことが予想されるため、移動時期・ルートの再確認が必要です。
お盆終盤に関東・東北へ
台風7号は今日14日正午現在、小笠原諸島付近を暴風域を伴いながら北東に進んでいます。このあとは、さらに発達しながら日本の南を北上し、16日(金)~17日(土)に暴風域を伴ったまま本州に最も近づく見込みです。 台風が進むとみられる関東付近にかけての海域は、海面水温が平年よりも高い30℃前後となっていて、台風が発達する条件が整っています。このため、今後は「強い勢力」となって関東などに近づく予想です。 ちょうどお盆の終盤で、Uターンとなる期間に差し掛かる時期です。交通に大きな影響を及ぼす可能性が高く、移動をされる際は注意が必要です。
15日から交通機関に影響が出始める
日本気象協会の「道路影響予測」によると、関東甲信と東海では16日(金)午前から、交通への影響が大きくなる予想です。また、東北も太平洋側を中心に16日夜以降に影響リスクが高くなります。 高速道路では、大雨や強風に伴って速度規制や通行止めとなる可能性があります。 また、道路だけでなく、航空機や新幹線、在来線の欠航・運休などにも大きな影響が出ることが考えられます。羽田・成田発着の航空便について、すでに払戻や振替対応を始めている航空会社があります。また、鉄道では計画運休の可能性が発表されている路線があります。 首都圏を中心に各交通機関に大きな混乱が発生することが予想されるため、移動時期やルートの変更を検討した方がよさそうです。
日本気象協会 本社 佐藤 匠