米とフィリピンの同盟関係、政権交代後も続く 国防長官が表明
[マニラ 19日 ロイター] - フィリピンを訪問中のオースティン米国防長官は19日、米国とフィリピンの同盟関係は政権交代後も続くと発言、フィリピンへの支援を改めて表明した。 南シナ海に面するパラワン島のフィリピン軍西部司令部で会見したオースティン氏は、フィリピンは米国にとって長年、重要な国であり続けると発言。 同氏とフィリピンのテオドロ国防相は南シナ海での中国の行動に対する懸念を表明。オースティン氏は米国が1951年の相互防衛条約の下でフィリピンを防衛する決意を改めて表明。この条約は南シナ海での武装攻撃も対象になるとし、中国は南シナ海で広範な領有権を主張するため、危険でエスカレートした手段を用いていると指摘した。 フィリピンと中国はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内で衝突を繰り返している。