ランドローバー・ディフェンダーの2025年モデルが登場 「130」に待望の5リッターV8がラインナップ
人気のディフェンダーがブラッシュアップ
現行の「ランドローバー・ディフェンダー」は、ねじり剛性をラダーフレームから約3倍に高めたモノコック・ボディを採用。洗練された内外装やオンロードでの快適性を実現しつつ、一級品のオフロード性能を誇っている。 【写真27枚】ロングボディの「130」シリーズに5リッターV8モデルを追加するなどの変更が行われた「ランドローバー・ディフェンダー」の2025年モデルiの詳細画像をチェック ◆装備の充実やオプションの拡充も図られる 今回、ディフェンダーの2025年モデルが発表され、その受注が開始された。今回の変更では、ラインナップの見直しや標準装備とオプションパックの充実化、進化、パワートレインの出力アップが盛り込まれている。 ◆見た目や使い勝手を向上 「X-ダイナミックHSE」と「V8」には、ソフトクローズ・テールドアを標準装備。また、オプション装備に、よりマットな質感を享受できる「マットプロテクティブフィルム」を追加。「130アウトバウンド」ではボディ・カラーに「セドナレッド」が選べるようになった。 内装では、センターコンソールのデザイン変更。小物入れを追加するなど、使い勝手を向上させた。また装備では、全車にワイヤレス・デバイスチャージングが標準化されたのをはじめ、各グレードの装備が見直され、快適性と利便性を高めている。 ロングボディ版の「130」のシートレイアウトを変更。「X-ダイナミックSE」は2列5人乗りと3列8人乗りが、「X」は2列5人乗りと3列7人乗り、「V8」は2列5人乗り、3列7人乗り、3列8人乗り、「アウトバウンド」は2列5人乗りを設定する。 ◆パッケージ・オプションも充実 また、既存のパッケージ・オプションの内容や仕様を変更。「カントリー・エクステリア・パック」はテールドアをボディ・カラーと同色化するとともに、ルーフとデカールにコントラストカラーを採用。「コンフォート&コンビニエンスパック」はソフトクローズ・テールドア、メリディアン・サウンドシステムを追加。「プレミアムアップグレードインテリアパック」はレザーの標準ステアリング・ホイールが備わるようになった。また、「ファミリーパック」には60:40可倒式リア・シート(マニュアルスライディング&リクライニング機能、センターアームレスト付き)が設定されている。 ◆2つの新しいパッケージ・オプションを設定 2つの新しいパッケージ・オプションが追加されたのもトピック。「ウィンザーレザー・シグネチャーインテリアパック」は、14ウェイ電動フロント・シート(ヒーター&クーラー、メモリ機能、4ウェイマニュアルウイングドヘッドレスト付き)、クロスカービーム(メタリックグレイパウダーコートフィニッシュ)、レザー製ステアリング・ホイール、シグネチャーインテリアアップグレード、エボニー、スエードクロスのヘッドライニングをセットで装着。 「ウルトラファブリック・シグネチャーインテリアパック」は、ギアシフト(レジスト)、14ウェイ電動フロント・シート(ヒーター&クーラー、メモリ機能、4ウェイマニュアルウイングドヘッドレスト付き)、クロスカービーム(メタリックグレイパウダーコートフィニッシュ)、ノンレザーのステアリング・ホイール、シグネチャーインテリアアップグレード、ライトクラウド、スエードクロスのヘッドライニングを備える。 ◆3リッター・ディーゼルの出力をアップ パワーユニットは、マイルド・ハイブリッドを備える3.0リッター直列6気筒ディーゼル・ターボのエンジン最高出力が50ps向上し、350psにまでパワーアップ。また、ディーゼル・エンジンのみの設定だった「130」(ワンサーティ)に5.0リッターV8スーパーチャージャーのガソリン・エンジンが選択できるようになったのも朗報だ。 価格は、マイルド・ハイブリッドの3.0リッター直列6気筒ディーゼル・ターボは、ショートボディの「90」が972万円、ミドルボディの「110」が905万~1351万円、ロングボディの「130」が1183万円~1499万円。2.0リッター直列4気筒ガソリン・ターボは「110」のみで855万円。5.0リッターV型8気筒スーパーチャージャーは、「90」が1524万円、「110」1615万円「130」が1675万円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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