スペック最強は誰だ!? 日本代表能力値ランキング1~10位。久保建英、三笘薫…。トップに立ったのは?
7位:伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ) 生年月日:1999年5月12日 市場価値:2200万ユーロ(約30.8億円) 23/24リーグ戦成績:12試合0得点2アシスト 日本代表通算成績:13試合1得点1アシスト 2021年、伊藤洋輝は当時J2のジュビロ磐田からシュトゥットガルトに移籍。そこから恐るべき速さで成長を遂げ、今や市場価値は日本円で30億円を超えている。日本代表では一昨年6月のデビューから瞬く間に常連メンバーとなり、AFCアジアカップカタール2023のメンバーにも順当に名を連ねた。 「フィジカル」は88.1、「守備」は85とさすがの高評価となった。身長188cm・体重84kgという申し分ない体格を誇っており、フィジカルコンタクトの激しいドイツで揉まれ続けていることで対人戦の強さは年々強化されている。見た目からは想像できないほど足も速く、素早いカバーリングやスピードに乗る相手に粘り強く食らいついてピンチの芽を摘み取っている。 また、磐田在籍時にはボランチでプレーしているなど、オン・ザ・ボールでも高い貢献度を誇るのが伊藤の良さだ。とくに左足から放つロングフィードの精度は抜群で、一気に攻撃のリズムを変えられる。このあたりはドイツでも高く評価されており、「スキル」の数値はDFとしては比較的高い69をマークすることになった。 今や所属クラブでも日本代表でも左サイドバックが主戦場となったが、これまではボランチやセンターバックが本職だった。上記の能力に加え4バックでも3バックでも計算できるのは大きな武器であり、おまけに大型で左利きと実に希少価値が高い。トップ10入りは納得だ。
6位:三笘薫(ブライトン/イングランド) 生年月日:1997年5月20日 市場価値:5000万ユーロ(約70億円) 23/24リーグ戦成績:17試合3得点5アシスト 日本代表通算成績:18試合7得点5アシスト 過密日程の中、ブライトンで出ずっぱり状態だった三笘薫は第18節のクリスタル・パレス戦で負傷。実戦復帰に至らないままAFCアジアカップカタール2023に臨む日本代表メンバーに招集されている。大きな期待と小さくない不安が入り混じる中で、自身初の大舞台に臨むことになる。 三笘が世界から評価される理由は、やはりドリブル技術の高さにある。派手なフェイントは使わずとも、緩急や深い切り返しを駆使してどんどんと前進していく。とくに凄まじいのはトップスピードに至るまでの速さであり、対峙するDFからあっという間に大きなリードを奪ってしまう。それでいてボールタッチに狂いはないため、相手からすると止めるのは至難の業だ。これらは三笘にしかできない必殺技と言っても過言ではなく、「スキル」の数値はランキング内最高の91.6となっている。 攻撃面で違いを作り出す一方で、献身的な「守備」も忘れないのが三笘だ。スタミナが豊富であり、前線からのプレス、サイドバックのフォローを90分間に渡って繰り返している。だからこそ三笘は、ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるブライトンで外せない存在になっていると言ってもいいだろう。能力値にもそれは表れており、「守備」の数値は攻撃陣としては高い61.1となっている。 ここ最近はゴールやアシストの数が伸びていないが、対策が厳しくなったことや三笘をゴールから離れた位置に置いて崩しの核として頼りにしているブライトンのチーム状況が大きく影響していると言えるだろう。もちろんシュートやクロスの精度をレベルアップさせる必要がまったくないとは言い切れないが、深刻なウィークポイントではない。