吉村洋文氏「決まったものではない」 維新代表選出馬明言せず 馬場代表不出馬に「お疲れ様でした」
日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事(49)が11日、府庁での囲み会見で、同党の代表選(17日告示、12月1日投開票)への自身の出馬について「自分の中で決まれば、発表するということになる。そう遠くない将来、判断したいと思います。今の段階では、最終決まったものではない」と述べた。 【写真】吉村洋文大阪府知事18歳当時のイケメン姿 吉村氏は「ルール上は(届け出は)17日というのがある。それにかかわらず、自分の中でどうするか。よく考えて…いろんな声が届いているのは事実です」としながらも、代表選出馬については明言しなかった。 維新の代表選は、特別党員(国会議員、地方議員など)による電子投票で実施の可否を決め、賛成が696票、反対56票だった。 吉村氏は、賛成多数となった結果に「多くの特別党員が代表選を実施すべきという判断。現状、日本維新の会として、しっかり立て直していくべきじゃないか。代表を新たに選出して、方向性を定めていくべきだという意見が多かったというのがひとつ」と受け止める。 さらに「今回の選挙(衆院選)の結果を受けて、新しい代表をどうするのか、というのを投票して、議論するべきだという特別党員の意見だと思う」と話した。 馬場伸幸代表(59)の代表選不出馬について、吉村氏は「馬場代表には『お疲れ様でした』という思いが強い。僕自身も共同代表ですから、選挙の結果には責任があります。そこを含めて考えていることでもあります」とした。 2022年8月、松井一郎前代表(60)からバトンを受けた馬場氏の党運営を「松井代表…いわゆる創業者の後での党運営だったので、本当に大変な状況でまとめてこられた。政党をまとめるということは大変なこと。いろんな個性があり、いろんな主張がある。それをひとつにまとめて、進めていくということはかなり大変な職務」と胸中を察した。 「橋下(徹)さん、松井さんという創業者のリーダーの中で、創業者がいるのであればというところもあったと思いますけど、創業者の時代ではなくなったというところで、一番最初の国政政党の代表が馬場さんですから。そして僕が共同代表をさせていただいた」と振り返った。 吉村氏は「党をまとめて進めていくというのは、創業者ではないメンバーがやるという中で、馬場代表は尽力してこられた。選挙は厳しい結果ですけれども、側で見てきましたから。なかなか表に出ないことも含めて一生懸命、党をまとめてやってこられた。党代表は大変だし、お疲れ様でしたという思い」と思いをめぐらせた。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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