【シュートボクシング】笠原友希「今回は上手いだけじゃなく驚異的な強さ、怖さがあると思わせるような勝ち方をしたい」GUMP撃破でRISEトーナメント出場へ
2024年12月26日(木)東京・TDCホール『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』の第8試合で、RISEスーパーフェザー級7位で第9代DEEP☆KICK-60kg王者のGUMP(TEAM TEPPEN)とRISEルールで対戦するSB日本スーパーフェザー級王者・笠原友希(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。 【写真】10月のONE Friday Fightsでソンラックに判定負けで連勝ならず 来年に開催が決定したRISEの61.5kgトーナメントへの出場権を懸けた今回の一戦で、笠原はどのようなインパクトを残すか。 ■ルールは違っても個人の力 ――前回10月のONE FFでのソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー戦では惜しくも敗れてしまいました。 「相手も強かったのですが、僕は全局面で負けていたわけではないですし、僕がやりたいことも通用したのでまたONEにはリベンジしに行きたいと思います」 ――今回の試合がRISEで来年に予定される61.5kg世界トーナメントのセレクションマッチということですが、最初に聞いた時の心境を教えてください。 「RISEさんのトーナメント開催が発表されて、自分の階級に近いこともあったし自分が出たほうが盛り上がるなと思っていました。そしたらSB協会から、ちょうどRISEさんから来年のトーナメントへのオファーをいただいてると聞いて、今回GROUND ZEROでそこに向けた前哨戦としてGUMP選手と戦うことになりました。対戦相手としても申し分ないし、絶対に落とせない試合になると感じました」 ――笠原選手の試合はRISEルールになります。今までのキャリアで2度RISEルールを経験してますが、RISEルールに関しては特に問題はないですか。 「僕はいろんなルールでの試合をやってきて、全然順応しているので問題ないです。RISEルールだと近距離での攻防が多くなり距離感も違ってくるという選手もいますが、僕は特に気にしていないです」 ――笠原選手はキャリアの4敗のうち、那須川天心選手、常陸飛雄馬選手のRISEの2選手に敗れていますが、RISEの選手に対してはどのような思いがありますか。 「RISEの選手だから特にどうとかいう意識はないです。ルールは違っても個人の力だと思うので、ただ単に僕の強さを見せつけたいですね」 ――通常のSBルールとは違って、練習内容は変わったりしますか? 「スパー中だとSBルールを意識しないようにやったり、首相撲の展開にならないように気を付けているぐらいですね」 ――対戦するGUMP選手についてはどういった印象がありますか。 「GUMP選手は今年しっかりベルトも獲ってるし、すごく上り調子で来てるいい選手だなと。11月のRISEの60kgの試合(GUMPvs岩郷泰成)でこの勝者とやるかもと言われていたので、会場で見ていたところ、すごく良い勝ち方をしていて、『この子と多分決まるのかな』と思っていました」 ――攻撃やテクニックで印象深いものはありますか。 「独特なローキックと距離を潰すようなフィジカルがあの試合では印象的でした。スタミナも相当自信ありそうでしたけど、僕もしっかり仕上げていけるのでそこは問題ないです」 ――記者会見でRISE・伊藤隆代表は「通常は3分3R延長1Rですが、今回は無制限延長R、完全決着ルールです。一番重要なのはどのような試合内容を見せてくれるか」とのことでした。どういった勝ち方をイメージしていますか。 「今回は上手いだけじゃなくて、“笠原友希には驚異的な強さ、怖さ”があると思わせるような勝ち方をしたいなと思います」 ――GUMP陣営には、過去に対戦している那須川天心選手や那須川弘幸会長もいるだけに笠原対策は研究済みかと思われます。 「作戦もすごい練ってくると思うし、僕の対策をガンガンしていると思うので、そこは警戒する部分ではあると思うんですけど、戦うのは選手だし、その対策を超えるような試合をしたいなと思っています」 ――笠原選手を攻略するのは難しいと。 「そうですね。もう手に負えないぐらいの強さを見せたいですね。ちなみにトレーナーのダムさんからは今回の試合に関して特に言われていないのですが、RISEルールをダムさんもしっかり把握していた上でミットを持ってくれています」 ――ここで勝って次のトーナメント出場が決まれば、中村寛選手、常陸飛雄馬選手、チャンヒョン・リー選手、大雅選手といった出場が噂されている選手との対戦する可能性もあります。この中で意識している選手はいますか。 「誰が出るのかは分かりませんが、噂されている選手全員を意識しています」 ――一度敗れている常陸選手へのリベンジは特にこだわってないですか。 「そうですね。トーナメントで巡り合わせがあれば必然的にやるだろうし、僕が優勝すればその結果が全てなのでリベンジに関しては特に考えていないです」 ――今回勝って2025年はどういった1年にしたいですか。 「今年をさらに上回る結果を残していきたいと思います。まずは次の試合でバッチリ勝って最高の形で年末を締めくくるので応援よろしくお願いします」
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