【卓球】張本美和は何卓佳に敗れる。チャイナスマッシュ シングルスの本戦がスタート
[チャイナスマッシュ 2024 9月26日~10月6日:中国・北京] 中国では初めての開催となるWTTの最高峰大会のグランドスマッシュが、9月26日から北京市の石景山首鋼公園内のアリーナで行われている。この石景山首鋼公園は2022年冬季北京オリンピックの会場にもなった場所だ。 チャイナスマッシュの会場はメインアリーナの「インフィニティアリーナ」に1台、サブアリーナの「スマッシュアリーナ」に3台を設置し、合計4台で男女シングル、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目を行う。ランキングポイントも高く、中国をはじめ世界各地からトップ選手が集結している。 9月29日からは男女シングルスの本戦が始まり、インフィニティアリーナでのオープニングセレモニー後の11時からの第1試合には孫穎莎(中国)が登場。日曜日ということもあり、超満員の観客が「莎莎!」コールの大合唱。改めて中国での卓球人気、そして孫穎莎人気の高さを感じた。
その後の試合には張本智和、張本美和も登場。兄の智和は黃鎮廷(香港)を3‐1で下したが、妹の美和は何卓佳(中国)に0‐3で敗退。フォア面に裏ソフト、バック面に変化系表ソフトを使用する何卓佳のボールに最後まで合わなかった。前日に福岡県で行われたノジマTリーグに出場し、その足で福岡から北京入りした張本美和。本来のプレーを出すことができなかったのは、何卓佳の強さに加えて、夜遅くにホテルに到着し、翌日の昼にチャイナスマッシュという強行スケジュールということで、疲労もあったのではないかと思われる。 張本智和 6、‐9、7、9 黃鎮廷(香港) 何卓佳(中国) 9、2、2 張本美和
その他の日本勢では、松島輝空がゲラシメンコ(カザフスタン)を3‐0で圧倒。サービスが効き、得意のバックハンドで粘り強いゲラシメンコに何もさせずに終わらせた。 なお、スマッシュアリーナでも波乱が発生。男子シングルス初戦で林昀儒(チャイニーズタイペイ)がシェルベリ(スウェーデン)にフルゲームの9‐11で敗れた。 松島輝空 7、6、3 ゲラシメンコ(カザフスタン) シェルベリ(スウェーデン) 3、4、‐6、‐5、9 林昀儒(チャイニーズタイペイ)