ベトナム国籍の男ら豊中市の「地域ポイント」を不正チャージ容疑で逮捕 ゲーム機など購入か
大阪府豊中市のデジタル地域ポイントを他人のクレジットカード情報を使って不正にチャージし、ゲーム機などを購入した疑いでベトナム国籍の男ら7人が逮捕されました。
■クレカで『5万円分』ポイントチャージで『2500円分』ポイント上乗せ 豊中市の「マチカネポイント」
狙われたのは、豊中市が市内の消費喚起のために発行しているデジタル地域ポイント「マチカネポイント」。 「マチカネポイント」は、クレジットカードで5万円分のポイントをチャージすることができ、さらに、豊中市が2500円分のポイントを上乗せして還元する仕組みです。
■「身に覚えのないマチカネポイント決済がある」と相談 計7400万円分の不正チャージ発覚
電子計算機使用詐欺の疑いなどで逮捕された大阪府八尾市に住むベトナム国籍の無職、チャン・マイン・ナム容疑者ら7人は、マチカネポイントを不正にチャージし、ゲーム機などを購入した疑いが持たれています。 去年11月にクレジットカードの所有者から「身に覚えのないマチカネポイントの決済がある」と相談が寄せられ豊中市が調べたところ、あわせて7400万円分の不正チャージが発覚。 うち2100万円分のポイントが実際に利用されていたことが分かりました。
その後、警戒を強めていた警察がことし7月から8月にかけて家電量販店で不審な動きをしていたナム容疑者らを発見。 職務質問したところ、ゲーム機などを所持していて、7人の犯行が発覚したということです。 警察は7人の認否を明らかにしていません。
■他人のクレカ情報でポイントチャージか
ナム容疑者らはポイントのチャージに、フィッシング詐欺などで得たとみられる他人のクレジットカード情報を使っていたとみられます。 警察はナム容疑者らの関係先から不正購入したとみられるゲーム機や犯行に使ったとみられるスマートフォンなどあわせておよそ220点を押収していて、転売目的の犯行とみて余罪を含め調べています。
関西テレビ