「箕輪厚介の元付き人」が営むラーメン店の実態 倒産危機にダルも来店!憎めない、放っておけない人柄で人気店に
■箕輪さんでも救えなさそうな倒産の危機のなか… 倒産寸前になっている「箕輪家」をなんとかしようと、箕輪さんは自ら店に立ち、スナック営業するなどして売り上げを支え続けた。そんな書き込みを見て箕輪さんに連絡をしたのは意外な人物だった。 それは、昨年のWBCで侍ジャパンを支えたダルビッシュ有投手だった。 箕輪さんの友人だったダルビッシュ投手は「箕輪家」を心配して連絡。 そして、大会期間中である3月13日に、後輩たちを引き連れて「箕輪家」を訪れた。宇田川優希投手や大勢投手、湯浅京己投手、宮城大弥投手ら侍ジャパンの面々を連れて「箕輪家」のラーメンをすすった。
この姿がダルビッシュ投手のInstagramや箕輪さんのXで公開され、一気に話題沸騰。「箕輪家」は倒産の危機を免れた。 「オープンからこういった紆余曲折をへて『箕輪家』らしさというものが生まれたと思っています。各所にご心配やご迷惑をかけてここまで来ましたが、昨年の秋頃からようやくスープも安定し美味しいラーメンが提供できています」(丸山さん) ■5月に新店オープン予定。まだまだやりたいことだらけ 意外と思うかもしれないが、「箕輪家」のラーメンは非常にオールドスタイルな家系ラーメン。今流行の濃厚系や醤油の強い家系ラーメンとは違い、じんわりと豚骨の旨味を感じる一杯だ。もともと箕輪さんの原点である、昔の家系ラーメンの良さが滲み出ている。
卓上に「王道家」の無限にんにくと、刻みしょうがが置いてあることも驚きだ。家系ラーメンのインスパイア店でこんなお店が今まであっただろうか。 「箕輪家ラーメンは、ダシが強めで旨味を逃さない豚骨の炊き方を目指しています。鶏ガラ、背ガラ、ゲンコツの3種類と、『まるじろう』で使うチャーシュー類の肉ダシのスープ。そして純粋な鶏油の3層になっています」(丸山さん) そして、今年の2月には「まるじろう」が誕生。新たな「箕輪家」の魅力が生まれた。5月には西荻窪に新店オープンする予定だ。