「脱白物」家具風冷蔵庫 7.7万円で9月発売 「新ジャンルの製品」 アクア
アクアは、2台目としてリビングや書斎に置けるキャビネットデザインの2ドア冷蔵庫「LOOC(ルーク)」を9月上旬に発売する。庫内は右側が冷蔵室、左側が冷凍室の構造で、容量は72リットル。住宅での2台目需要に加え、オフィスやホテルへの導入も狙う。市場想定価格は税込み7万7000円前後。 【関連写真】黒い庫内は右側が冷蔵室、左側が冷凍室になっている ルークの商品企画は、2020年に立ち上がった。アジアR&Dイノベーションデザインセンターの渡邊悠太デザイナーは、「コロナ禍をきっかけに家で過ごす時間が増え、インテリアに関心を持つ人が増えた」ことが背景にあると説明する。2台目として小型冷蔵庫の需要は増えているが、冷凍機能を備えた製品は多くないため、差別化できるとみる。 「脱白物」を目指し、奥行き45センチメートルのコンパクト設計にした。家具のようなデザインで、2色展開の木目調のフレンチドアを採用する。庫内は黒色である上、天板の上には雑貨などが置けるため、設置場所に合わせた飾りつけも可能だ。付け替え可能な高さの違う脚付きで、ロボット掃除機も入り込めるよう考慮した。 商品本部冷蔵庫企画グループの杉本優輔マネージャーは「全く新しいジャンルの製品」として販売に力を入れていく構えだ。
電波新聞社 報道本部