「献身性が日本の良さ」2025年のW杯に向け、指揮官が掲げた“ハードワーク世界一”の狙いとは?|フットサル
「ハードワーク世界一」の狙いとは?
──W杯が決まってから、選手の海外挑戦が活発になったことについて、監督はどう感じられていますか? まず、日本女子フットサルリーグは世界に誇れる素晴らしいリーグだと思っています。 しかしブラジルやスペイン、イタリアのリーグが、プロフェッショナルな素晴らしい環境であることも事実。そういった環境を追い求めて、プロとしてやっている選手も素晴らしいと思いますし、誇りに思います。 日本のリーグと世界のリーグで、どちらが上というのはないですけど、過酷な環境にトライする選手が出てくるというのは、日本代表にとってもいいことだと思っています。 一方で、日本にいたら強化できないかと言われれば、そういうことでもないと思っています。日本のリーグもしっかりとレベルアップをして、さらに世界に負けないリーグになっていくことが大事だと思っています。 ──須賀監督は「キリカエ0秒」など語録がたくさんありますが、今回のトレーニングキャンプで選手に伝えた言葉はありますか? 語録は、自分でなにかを言おうと思って話した時点で語録じゃないのかなと思います。自分で言うのは少し違うと思うので、もしよければ選手に聞いてみてください。 ただ、「世界一を目指す」と言うからには、なにかで世界一にならなければ絶対につかみ取れないと思っています。 そういう意味で、今回は「ハードワーク世界一」というキーワードを選手たちに伝えました。 「ハードワーク」というのはピッチ上のことだけではなく、いろんなところでしなければいけません。「まずはハードワークで世界一になるところからスタートしよう」と選手には伝えています。 今回の合宿でも、長い時間のトレーニングをかなりハードにやってくれました。全員が献身的にプレーできることが日本の良さだと思うので、そういった姿勢をここからW杯までずっと続けていきたいと思っています。 ──フットサルに転向して1、2年目で代表に選ばれるような選手もいますが、全国の女子フットボーラーへフットサルの魅力を伝えるとしたら? フットサルというスポーツは、ゴールまでの距離が近く、フットボールで一番おもしろいと言われるゴール前での攻防が連続します。それは、プレーする人、見る人、誰にとっても楽しいスポーツではないかと思っています。 日本女子代表とは、その魅力あるスポーツにおいて、日本で一番素晴らしいプレーができる集団です。ぜひその選手のプレーを見て楽しんでほしいし、「そこへ入っていきたい」という野心をもってもらえたらうれしいと思っています。
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