橋田壽賀子さんの「大豪邸」を買ったのは“ヤリ手実業家”だった! 「“泉ピン子さんから申し出があったので諦めて”と電話が…」 本人が購入の経緯を明かす
購入者は“やり手実業家”
旧橋田邸の売却は事無きを得たようで何よりだが、一体どういった経緯で購入者が決まったのか。 「東京から45分ほどで行けますし、山もあり海もある。ローカルな町の雰囲気も好きで、3年ほど別荘として熱海の物件を探していたんです」 そう語るのは、大木信夫氏(52)ご本人。 現在、百貨店の内装やトップブランドショップのディスプレイなどを手がける「つばきHOLDINGS」の代表取締役を務める。グループ会社4社を束ね、年商は計約30億円に及ぶという。 さらに、かつて人気を博した“こびとプロレス”再興のために立ち上げた団体「椿ReINGz」の代表という顔もある。昨年3月、そんな“やり手実業家”に不動産業者からとある物件が紹介された。旧橋田邸である。 「内見に行き、一目で気に入りました。その時、橋田さんが暮らしていたご自宅だと聞かされました。とにかく眺めが最高ですし、静かで、温泉も引いてある。すぐに申し込みました」(同)
「泉ピン子さんから申し出があったので諦めて」
母屋とゲストハウス一式での購入が条件だったといい、即決した大木氏の審査は着々と進んでいるかに見えた。少なくとも大木氏はそう感じていたのだが、 「あれは、たしか申し込んでから一月ほどした頃。財団から電話があり『泉ピン子さん(77)から申し出があったので、すみませんが諦めてください』と」(大木氏) なんと、あのピン子が割って入ってきたというのだ。 「僕は熱狂的なファンではありませんが、『おしん』や『渡鬼』は観ていました。“橋田ファミリー”のピン子さんが買いたいと言うなら仕方ない、と一度は諦め、別の物件を探すことにしたのです」(同) 橋田作品の常連として、かつてピン子はファミリーの中心だった。「ママ」と慕った橋田さんを追って熱海に移り住むほどの、公私にわたる親交の深さでも知られた。その彼女が、旧橋田邸の購入に名乗りを上げたという。ちなみに最近のピン子は財団、とりわけ石井氏との確執が取り沙汰されている。 「石井さんがプロデューサーを務め、昨年4月に放送された橋田さんの追悼ドラマに『渡鬼』メンバーが多数出演するなか、ピン子さんはキャスティングされなかったことが話題になりました」(先の芸能記者) 橋田ファミリーの事情を大木氏は知る由もないが、しばらくすると再び不動産業者から連絡が入った。 「理由は知りませんが、ピン子さんが断念したそうで『大木さん、もう一度どうですか?』と。その後はとんとん拍子で話が進み、6月に契約が成立しました」(大木氏) ピン子に購入を試みた件について取材を申し込むも回答は得られず、財団は、 〈個別の件についてはお答え致しかねます〉 と回答するのみだった。