サトシがグスタボに21秒の秒殺KO勝ちで王座防衛。「35歳の壁」の不安に打ち勝つ【RIZIN.48】
「RIZIN.48」(9月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで行われた「ライト級タイトルマッチ」で王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)がルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)を挑戦者に迎え、3度目の防衛戦に臨んだ。 試合はサトシが1R21秒の秒殺TKO勝ちで勝利を収めた。 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけたグスタボにサトシが右ミドル。これをキャッチしたグスタボの左顔面にサトシが右のショートフック。効かされて前にのめったグスタボをサトシが追撃。グスタボはロープ伝いに逃げるがサトシの右、左ストレートを食らってダウン。グスタボは下から蹴り上げを放ったが、サトシがパウンドを落としたところでレフェリーが試合を止め、サトシが秒殺KO勝ちを収めた。 試合後のマイクでサトシは「ねえみんな、どう? 今日のサプライズはどうですか?」と笑顔で会場のファンに呼びかけた。そして2週間前に35歳になり、今後、自分はもっとやっていけるのかといったことを自問自答する時期があったことを明かし、「私の神様、ジーザス・クライスト、本当にありがとう」と神に感謝の言葉を述べた。
サトシは試合後の会見で「本当にうれしい、本当によかった。この試合はすごいプレッシャーあったから、すぐ勝つことができて本当にうれしい」と笑顔を見せた。 グスタボについては「目が強い。彼の気持ちは知ってる。6年間、よく頑張っている。武田、堀江といい試合しているから、もちろんすごい強い選手」と評した。 フィニッシュにつながった蹴り足をつかまれてもパンチを繰り出したシーンについては練習でやっていたコンビネーションであったことを明かした。 そしてリングでの発言について「いろいろな世界のイベントをみると、33歳とか35歳で若い選手に負けてベルトを失う選手が去年から今年にたくさんいた」と自らが35歳になったことで考えることがあったことを明かした。
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