初回には“股抜き三振”も披露 ソフトバンク石川柊太がノーノー達成「忘れられない瞬間」
◇プロ野球パ・リーグ ソフトバンク8-0西武(18日、PayPayドーム) ソフトバンクの石川柊太投手がプロ野球史上88人目、99度目となるノーヒットノーランを達成しました。 【画像】ソフトバンクの石川柊太がノーヒットノーラン快挙!斉藤和巳コーチと笑顔のハイタッチ 石川投手は初回に珍しいプレーも起こります。西武の2番・源田壮亮選手への4球目・パワーカーブがワンバウンドして打者の股の間を通るボールになりますが、これを源田選手が空振り。“股抜き三振”に仕留めるなど、その後は抜群の投球を披露。9回まで一人で投げきり、127球、被安打0、奪三振8。与四死球4でノーヒットノーランを達成しました。 この記録を何回くらいから意識していたのかを問われると、「毎試合ノーヒットノーラン目指してやってて、初回にヒット打たれて、なんだよみたいな…そういうピッチングをしているので、意識とかっていうよりは、このバッター、このバッターを抑えるんだっていう気持ちでずっと投げていたので。最後まで意識はそんなしてなかったかもしれないですね」と笑顔で振り返りました。 ◆以下、石川柊太投手のヒーローインタビューの一問一答 ――大記録を達成して今の気持ちは 「できると思ってなかったって言ったらあれですけど。本当にいろんな運が重なって、野手の人がいっぱい点数取ってくれて、気持ちよく投げられたんじゃないかなと思います。本当に感謝してます」 ――最後の打球がファーストに飛んだ瞬間、記録達成の瞬間はどんなことが頭をよぎった? 「自然とちょっと笑みがこぼれたのもそうですし、チームの勝利に貢献できたというところで、ひとつホッとできた瞬間でしたね、あのときは」 ――どのあたりからノーヒットノーランを意識していた? 「毎試合ノーヒットノーラン目指してやっていて、初回にヒット打たれて、なんだよみたいな…そういうピッチングをしているので、意識とかっていうよりは、このバッター、このバッターを抑えるんだっていう気持ちでずっと投げていたので。最後まで意識はそんなしてなかったかもしれないですね」 ――9回は大きな場内の拍手の中でマウンドに。聞こえてた? 「あの声援が力になったのも間違いないですし。本当にありがとうございました」 ――投球内容を見てもフライのアウトが2ケタ。自身の中でよかったところは? 「インコースのストレート。試合前にも(甲斐)拓也といろいろ話し合って、投げていこうっていうところで。それでアウトカウントとれたっていうところも大きいですし。拓也がひっぱってくれてたので、本当にありがたかったです」 ――狙い通りのピッチングが最後までできた? 「一応パワーボールもあるんで、まだまだだなっていうところもあるんですけど。いいところはいいところで自信にして、悪いところは反省するところはして次に生かしたいなと思います」 ――なかなか勝ちがつかなかった中で、この「1勝」は自身でどのように受け止めている? 「これで次のピッチングがよくなくて、あれだけかよって思われたら野球選手としてどうなんだと思うので。次も同じようなピッチングができるように頑張るだけです」 ――喜びはどなたにどんなふうに伝えたい? 「応援してくれるたくさんの人、本当にその人のおかげでこのマウンドに立てているのは間違いないですし。すべての支えてくれている人に感謝したいなって思ってます」 ――史上88人目、99回目の大記録。改めてファンに祝福されて、お気持ちは? 「この瞬間っていうのは忘れられない瞬間なので、そこに一緒にいてくださったファンの皆様には本当に感謝したいなって思います。今日はありがとうございました!」 ――今シーズン、ここからの意気込みを 「ここまでほんとに“もう一つ”のピッチングが多かったので、ここからチームの勝利に結びつけられるようなピッチングを頑張っていきたいと思いますので。応援よろしくお願いします」