戸郷、五回に暗転 球威落ちたか、2発浴びる―野球プレミア12
国際大会決勝の先発マウンド。 戸郷は責任のある役割を任された心境を、「いい経験になると思うので、楽しみながらやりたい」と話していた。その言葉通り、思い切りよく腕を振ったものの、球数がかさんできた五回に暗転した。 一、三回と得点圏に走者を背負ったが、きっちり後続を抑えて切り抜けた。相手先発との投手戦の様相を呈していたが、五回に先頭の林家正に先制ソロを許し、さらに1死一、二塁とされて好調の3番陳傑憲にも痛恨の一発を浴びる。やや球威が落ちていたのか、共に直球を仕留められた。 日本が優勝した昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では第2先発を務め、決勝の米国戦でも登板。代表戦でのひりつくような場面で投げる経験は積んでいたが、力強いスイングをしてくる相手打線の勢いにのみ込まれた。