電撃引退のメロディーレーンに森田師が惜別メッセージ「未勝利を勝った時に泣いた。一緒にいられて楽しかった。かわいい子を産んでくれたら」
18日に引退が発表されたメロディーレーン(牝8歳、栗東・森田)。JRA最少体重勝利記録(338キロ)更新に、牝馬で菊花賞5着に入るなど、小柄ながらオープン馬として奮起し、ファンの心をつかんだアイドルホースだった。 発表から一夜明け、森田師は「もともと脚元に弱さがあって、治らなかった。もう十分。無事に繁殖入りができてよかった」と心境を語り、「未勝利を勝った時が一番思い出深い。初めてレースで泣いた。厩務員の時もそんなことはなかった。長いこといると思わなかったからね。小さすぎて、2、3戦でダメならすぐに(繁殖に)上げるというぐらいだったから。一緒にいられて楽しかった」と、約5年半前の9馬身差Vの一戦を懐かしそうに振り返った。 今後は北海道の岡田スタッドで繁殖入りを予定。「かわいい子を産んでくれたら。担当者がさみしいと思う。さみしくなるけど、会いに行けたら」と、愛馬をねぎらっていた。