男子マラソンのチェロノに7年の資格停止処分 AIUの調査に対し虚偽説明も
アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)は、7月10日、男子マラソンのL.チェロノ(ケニア)に7年の資格停止処分を下したことを発表した。 ドーピング違反のケモイが出場したニューイヤー駅伝4大会などの記録が抹消 実業団連合が訂正記録を発表 チェロノは21年の東京五輪では4位となったほか、19年ボストン、シカゴとメジャーマラソンを制している。 2022年5月23日の競技外検査のサンプルから禁止物質である代謝調節剤のトリメタジジンが検出されていた。違反が疑われる分析報告がWADAからAIUに7月13日に提出され、即時に資格停止の暫定処分が決定していた。 チェロノ自身はこの処分に対し、当初、検査直前には体調不良のため妻に処方されていた薬を服用していたと説明。病院の受診者リストなどを提出したという。 だが、AIUが病院への調査を行ったところ、妻が同時期に受診した形跡はなく、提出されたリストも捏造されたものと判明。AIUは22年7月16日から7年間の資格停止処分を科すとともに、22年5月23日以降の成績を無効とする採決を下した。
月陸編集部