フェラーリは、パワーの使い方で負けていた? ルクレール「予選の戦略が間違っていた」|F1エミリア・ロマーニャGP
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1エミリア・ロマーニャGPを3位フィニッシュ。予選でのパワーの使い方が間違っていなければ、もっと上の結果が狙えたはずだと語った。 【リザルト】F1エミリア・ロマーニャGP 決勝レース結果 フェラーリは今回のエミリア・ロマーニャGPでマシンを大幅アップデート。金曜フリー走行では2台が印象的な走りを見せた。しかし予選では、ポールポジションを争うライバルに対して、ラップ序盤のペースが不足しているように見えた。 GPSデータを見ると、ルクレールはマクラーレンの2台と比べてストレートで時速3~4km遅かったのだ。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はこの区間でニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のスリップストリームを活用していたため、さらに差が開いた。 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)のペナルティもあって、3番グリッドから決勝をスタートしたルクレールだが、フロントロウからスタートできていれば、もっと上の結果が狙えたはずだと語った。 「昨日(土曜日)を振り返って、予選を分析し直したんだ。僕たちは何らかの理由で、基本的にラップの最初でタイムをロスしていたと思う」 「僕たちはマクラーレンやレッドブルとはパワー戦略が少し違っていて、ターン2まででタイムのほぼ全てで失っていた。マックスはそこでスリップストリームを使っていたしね」 「その理由を調べる必要があると思う。特にこういうコースは、トラックポジションがすべてだからね」 「レッドブル、マクラーレン、そして自分たちの間にコンマ1秒しかないのであれば、すべてを完璧にこなさなければならない。今日は3位だったけど、もしかしたらレースでもっと良い結果を残せたかもしれない」 また、エミリア・ロマーニャGPに向けてフェラーリが行なったアップデートの第一印象について、ルクレールはコース特性上、判断は難しいと主張した。 一方で、彼はチームとして目的を達成できたと確信しているようだ。 「第一に、ここはアップデートを判断するのに最適なサーキットではないと思う。ここは縁石に乗ることが多いから、縁石に対して良いクルマを持っていたら、本来の立ち位置よりも上に行けるだろう」 「良かったことは、アップデートに期待したすべてのことから、データが得られたことだ」 「やるべきことをきっちりやってくれた。それは常に良いことだ」
Jake Boxall-Legge