高校女子野球チームを長野県松本市四賀の町会ごとに応援 28、29日にローズカップで
長野県松本市の信州グリーンローズスタジアム四賀で28日と29日に開かれる高校女子硬式野球の大会「松本ローズカップ2024」に向けて、同市四賀地区の住民でつくる実行委員会が、全国から訪れる選手や保護者をもてなす準備を進めている。大会当日は町会ごとにチームを決めて"応援団"を結成。遠方で駆けつけることのできない保護者らに代わって選手に声援を送る。スタジアムに歓迎する横断幕やのぼり旗を飾り、大会を盛り上げる。 大会には地元代表の松本国際高校や、佐久長聖高校、北海道選抜、中四国選抜など8チームが集うことから、四賀地区の全27町会が3、4町会ずつに分かれて担当チームを応援する。観戦者にピンク色のメガホンを配り、祭りのおはやしで使う太鼓を借りて打ち鳴らす。 初開催となった昨年のローズカップでは、多い時で100人以上が訪れ、選手の保護者から驚きの声が聞かれた。今年も多くの声援を送るため、町会ごとの応援チームや試合の日程などを載せたチラシを作成し、14~16日を中心に地区内に全戸配布した。 大会初日には、選手や保護者に豚汁を振る舞う。地元の日赤奉仕団が中心となって大鍋で500人前を用意する。実行委員長を務める市四賀観光協会長・丸山則行さん(73)は「全国の女子選手たちのプレーは見応えがある。球場を役立ててもらい、地域活性化にもつながれば」とし、地区外からも多くの観客が訪れるよう願う。 実行委は、応援団の先頭に立って音頭を取ったり、楽器の演奏をしたりするボランティアを募集している。問い合わせは丸山実行委員長(電話090・3473・3045)へ。
市民タイムス