福島県いわき市豊間小PTAが全国協議会長表彰 地域と連携し防災に取り組む 市長に受賞を報告
福島県いわき市の豊間小PTAは、日本PTA全国協議会長表彰を受けた。地域と連携した防災の取り組みが評価された。20日、馬上真季会長らが市役所を訪れ、内田広之市長に受賞を報告した。 豊間小は学区が津波浸水想定区域になっている。東日本大震災の際に津波で地域が甚大な被害を受けた経験を踏まえ、地域住民とともに子どもたちの下校時に合わせて避難訓練を行っている。訓練では各地区の緊急避難場所や避難経路などを確認し、命を守る行動につなげている。 受賞報告で馬上会長は「震災から13年間、豊間地区を見てきた者として受賞はうれしかった」と喜びを語った。一緒に訪れた北原貴泰校長は「今後も地域で一体となり、子どもたちのために頑張っていきたい」と話した。 内田市長は「豊間小PTAの活動は災害への備えと、子どもたちの防災意識向上につながる。市内でも広がってほしい」と述べた。 (いわき版)