山陰放送

中国地方知事会議が19日島根県浜田市で開かれ、「東京一極集中の是正」など国への要望をまとめました。 その一方で、いわゆる「103万円の壁」の見直しに伴うとされる地方の税収減について、平井知事らが憤りの声をあげました。 【写真を見る】「フェイクニュースが流れてきて、それをおっしゃるのはやめた方が良い」鳥取・平井知事「年収の壁」めぐり…国民民主・玉木代表に苦言 浜田市で開かれた中国地方知事会議には各県知事が出席し、「東京一極集中の是正」など13のテーマについて国への要望をまとめました。 一方で、国民民主党の玉木代表が年収の壁見直しを巡って総務省が全国知事会などに反対するよう根回し工作をしていると指摘した点について問われると、平井知事は。 鳥取県　平井伸治　知事 「玉木さんは本来そういうタイプの方じゃないと思う。フェイクニュースが流れてきて、それをおっしゃるのはやめた方が良い」 根回しについてきっぱりと否定し、玉木代表に苦言を呈しました。 また、島根県の丸山知事は「年収の壁」が大規模減税とともに議論されるのはおかしいと指摘するなど、出席した知事は「年収の壁」見直し自体に反対はしないとしつつ、それにともなって5兆円とも言われる税収減に対する財源確保への懸念を示しました。 鳥取県　平井伸治　知事 「本当に求めているのは103万円の壁をやめてくれとは一言も言っていない。人のふんどしで相撲をとるのではなく、自分でその財源出口も考えて地方にも大丈夫ですよと、我々が責任を持って住民サービスに影響を与えない形で考えるべきとおっしゃるべき」