ヒョンデ・アイオニック5がマイナーチェンジ バッテリーの改良により700kmオーバーの航続距離を実現
車名もThe new IONIQ 5に刷新
2022年に日本市場に再登場したヒュンダイ改め、ヒョンデの主力モデルであるIONIQ 5(アイオニック5)が、今回、2024年11月8日にマイナーチェンジ・モデルとなる「The new IONIQ 5」(ザ・ニュー・アイオニック5)を発表した。 【写真19枚】マイナーチェンジで700kmを超える航続距離を実現したヒョンデ・アイオニック5の詳細画像をチェック ◆世界累計で34万台を販売 アイオニック5は、広大な後席足元空間や520リッター(VDA)を誇る荷室容量など、居住性、積載性はもちろん、走りを含め、高い性能を有する電気自動車=バッテリーEV(BEV)。2024年9月時点での累計販売台数は34万台に達し、ヒョンデのBEVを代表する一台となっている。 ◆第4世代の新型バッテリーを搭載 新型では、バッテリーをエネルギー密度の高い第4世代のセルにアップデートするとともに、容量を84kWhにアップ。一充電走行距離を最大703km(ボヤージュとラウンジ。ボヤージュAWDは648km、ラウンジAWDは616km)へと伸張を実現した。なお、従来型の航続距離は498km~618km。 また、ドライブモードには従来の「エコ」、「ノーマル」「スポーツ」に加えて、「マイ・ドライブ」が追加され、より好みに応じた走りが可能になった。さらに、モーターの出力もアップし、高速域での加速感も引き上げられた。さらに、モーター制御の改善やリア・モーターの遮音性が向上し、従来型よりもさらに高い静粛性を実現している。 ◆操作性も向上 装備では、ワイヤレス・スマートフォン・プロジェクション機能の搭載により、設定済みのスマートフォンを持ち込むだけで、「Apple CarPlay」、「Android Auto」がワイヤレスで使用可能になるなど、利便性も高まった。スマートフォンはセンターコンソール上部に配置されたワイヤレス充電に置くだけで充電ができる。そのほか、シートのベンチレーションとヒーターなどのスイッチをドライバーが操作しやすいセンターコンソールに配したことで、操作性の向上も盛り込まれている。 先進装備も強化。ラウンジとラウンジAWDには、ビルトイン・フロント・カメラとリアビュー・カメラを活用したドライブレコーダー機能が搭載され、映像、音声、位置情報も記録できるようになっている。 ◆カギを家族や友人とシェア また、車両前方の映像をセンターのインフォテインメント画面に映し、ルート案内に重ねて表示するARナビも用意され、より直感的で分かりやすいルートガイドを享受できるようになった。さらに、デジタル・キー機能の採用により、スマートフォンやスマートウォッチで車両の解錠と施錠、始動が行えるようになるとともに、家族や友人などと対面することなくカギをシェアできるようになった。 価格は、ボヤージュが523万6000円、「ボヤージュAWDが554万4000円、ラウンジが574万2000円、ラウンジAWDが613万8000円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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