なぜこのタイミングで言う? 主婦悩ませる急な「洗濯」 早くキレイに乾かすコツを家事のプロが伝授
すっかり冷え込み、洗濯物が乾きにくい季節となりました。そんな折に限って「明日必要な体操着がまだ洗えてない」「どうしても今夜中に洗濯と乾燥が必要」などといった緊急事態が発生したりも。こんなとき、何かしらの工夫で解決できたりするのでしょうか? “ラク家事アドバイザー”兼、ゆとりうむ理事の島本美由紀さんに話を聞きました。 【写真】毎日使うものに“巻く”ことで、洗濯物の乾きが早まる? ☆☆☆☆ 早く乾かすには“脱水の仕方”が一つのポイントだと島本さんは言います。 「脱水時に乾いたタオルと一緒に入れることで洗濯物の水分を吸収させる……というテクニックを聞いたことや試したことがある人もいるのではないでしょうか。ここに『あるひと手間』を加えることでより乾燥を早めることができます。そのひと手間とは“衣類をタオルで巻く”ことなんです」(島本さん) 工程はいたってシンプル。【手順①】濡れた衣類を乾いたタオルで巻いて洗濯ネットに入れる。【手順②】洗濯機で2回脱水をかける。これだけです。 実はこちらのアイデア、家事のアイデアを募集する「家事ハック大賞2024」で準グランプリに輝いたのだそう。島本さんはこのとき審査員を務めていました。どのあたりが評価ポイントとなり、優れた方法なのでしょうか? 「普通に脱水すると衣類はしわになりやすいのが難点ですが、こちらの方法ですとタオルで包むことによって衣類のしわを極力減らすことができます。シンプルなアイデアですが、ピンポイントで『絶対早く乾かしたい』という衣類がある場合は効果的です」(島本さん) 脱水はもちろんのこと、他にも役立つ洗濯術はあるのでしょうか? 「気温が下がるこれからの季節は、外よりも暖房のある部屋で乾かすことをおすすめします。通年でおすすめなのは、サーキュレーターの風を当てること。乾燥効率がアップし、部屋干しによるニオイのリスクの低減も期待できます」(島本さん) 洗濯バサミがたくさん付いたピンチハンガーを使う際にもポイントがあると島本さん。「ピンチハンガーで洗濯物を干す際には、端に長い衣類、内側に向かって短めの衣類を干す『アーチ干し』がおすすめです。空気の通りが生まれることで、洗濯物を効率よく乾燥させることができます」とのこと。 ☆☆☆☆ 「せいろと鍋の二段調理」「薬味の冷凍貯金」など、家事ハック大賞2024では他にもさまざまな受賞テクニックを見ることができます。洗濯だけでなく、生活に役立つヒントが見つかるかもしれません。 (取材・文=宮田智也)
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