【独自】「手取りを増やす」どう実現するか…“大躍進”国民民主党・玉木雄一郎代表を青井キャスターが直撃 意外な“素顔”も
「手取りを増やす」政策…どう実現するか
さらに「手取りを増やす」政策をどう実現するのか聞いた。 今の政治状況そのものが、政策実現の大きなチャンスだという。 国民民主党・玉木代表: いいことだと思っているんですよ、自公が過半数割れしたっていうのは。 でも、比較第一党は自民党に与えているし、この微妙な、国民が選んだこのパターンがね。これを不安定だと考えるんじゃなくて、ちゃんといろんな人の意見聞きなさいよという国民のメッセージだとしたら、新しいルールをここで作ると。 国民民主党・玉木代表: 野党が仮に全部まとまったら、確かに野田さんになるんだけど、野党全部まとめて政権取ってもらいたいっていうふうに多分国民は思ってないし。 見えてきたのは、“自公との連立”や“野党の大連立”ではなく、政権に政策を取り入れさせる代わりに、部分的な協力を行うというプランのよう。 勝負どころのタイミングは…。 国民民主党・玉木代表: 今、与党は自民党・公明党ですから、その与党にしっかり働きかけて、「所得税の控除拡大」「103万円の引き上げ」、これを入れてもらわないといけないので、これからの1カ月くらいが勝負だと思いますね。 なかでも玉木代表が最も力を入れる政策のひとつが、いわゆる「103万円」の壁。 パートやアルバイトなどで給与所得が年収103万円を超えると、所得税がかかるという壁。 国民民主党は、この線引きの額を178万円に引き上げることで、手取りを増やすという政策を今回の選挙でも訴えてきた。 (10月26日 東京駅での演説) 国民民主党・玉木代表: 私たちは「103万の壁」の問題、これを今回絶対やりたいと思っている。 聴衆: やってくれ~! 国民民主党・玉木代表: だって年末商戦、クリスマス商戦、カラオケ屋さん、これから忘年会。一番稼ぎ時なのに、学生アルバイトを雇えなくなって、雇ってる人も困ってるし、働きたい人はもっと働きたいのに、働けない、これ誰得なんですか? この訴えは、若者や現役世代の心をとらえたが、実現には問題点も指摘されている。それは、線引きを引き上げたことで、減った税収の財源をどう確保していくのかということ。国民民主党の案を実現するためには、約8兆円の財源が必要だという声もある。 青井キャスター: 税収が減っちゃうのではないかという考えもありますが? 国民民主党・玉木代表: 減るというより、取り過ぎている税を国民にお返しする。 青井キャスター: 個人消費を促す目的もある? 国民民主党・玉木代表: 大きな効果あると思います。だって、103万しか稼げない人が178万円まで手元に残れば使うでしょ。そうすると、消費税収も増えてくるし。 青井キャスター: でも実行できるものなんですか? 国民民主党・玉木代表: やるしかないですよ。自民党・公明党さんも今、過半数割れていますから。ぜひ受け入れていただいて。協力いただけるなら、その分こっちも協力するということ。 青井キャスター: やるぞっていう、決意みたいなものはひしひしと玉木さんから感じましたね。ただ、ここからなんですよね。じゃあ、それをどうやって実行していくのか、政策としてどう組み上げていくのか。玉木さんの手腕、これからも注目していきたいと思います。 (「イット!」 10月30日放送より)
イット!