「子どものコンタクト」スムーズに使い始めるコツ、あまりお勧めできない使い方は「長時間の装着」
両目で鏡を見ながらのほうが入れやすいので、入れないほうの目もしっかりと開けましょう。黒目に乗せたらゆっくりとまばたきをするとコンタクトがなじみます。また、「コンタクト装着液」を使うのもお勧めです。 装着液はコンタクトをつける前に、コンタクトに1~2滴ほどたらすことで、うるおいを与えて装着しやすくするアイテムです。うるおうことで目に装着しやすくなり、装着時の摩擦も防いでくれます。なお、装着液は目薬ではないので、直接目にささないように注意してください。
千里の道も一歩から。コンタクトマスターへの道は一日にして成らず。 サッカーのリフティングと同じで、何度も回数を重ねるうちに、スパッとうまくいくようになる瞬間がきっと訪れます。そのときが来るのを楽しみに、トライしてみてください。ただし、痛い場合には無理をしないこと。眼科医にきちんと相談してくださいね。 ■長時間つけるときの「20-20-20ルール」 これがコンタクトの一番の欠点といってもいいのですが、コンタクトにはタイムリミットがあります。
コンタクトの装着は、ソフトコンタクトだと12時間(シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトは16時間)、ハードコンタクトだと15時間までとされています。この時間を超えた装着は目にかなりの負担となるため、やはりやめていただくのが一番です。 よく「長時間つけても大丈夫な裏ワザを教えてください」と聞かれることがありますが、残念ながら、目の健康を第一に考えたらコンタクトを長時間つけられる裏ワザは存在しないのです……。
もしも、最大時間装着する場合には、目薬などで目の乾燥を防いだり、少しでもはずせるタイミングがあれば、メガネにする時間を設けたりできるといいですね。 デスクワークの方や学生さんなど、パソコンやタブレットなどを近くで見る時間が多い方は、目の疲労を防ぐためにも「20-20-20ルール」を取り入れてみてください。 「20-20-20ルール」とは、アメリカ眼科学会が推奨している眼精疲労やドライアイの予防についての提案です。目と画面の距離が30㎝以内の時間が長くなると、近視が進行するとされるので、その時間を意識して減らそうというものです。