「グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ(仮称)」12月に渋谷・ヒカリエホールで開催へ。スラヴ叙事詩など、傑作に没入する体験型展覧会
フランス国内外に向けたデジタル展示の制作、運営、配信を専門とする、パリのグラン・パレ・イマーシブが手がけた展覧会を日本向けにアレンジ
Bunkamura ザ・ミュージアムが、長期休館に伴い、「グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ(仮称)」を渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホールで開催する。会期は12月3日~2025年1月19日を予定。 「グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ(仮称)」は、グラン・パレ・イマーシブが、ミュシャ財団の協力のもとパリのオペラ・バスティーユにて2023年に開催したイマーシブ展覧会「Eternal Mucha」を日本向けにアレンジしたもの。ミュシャが生涯にわたり創作した傑作を、高解像度のプロジェクションで堪能できる新感覚の没入体験型展覧会。 アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてパリで活躍した画家。アール・ヌーヴォーの代名詞となったポスター芸術の名作を残した。洗練、エレガンス、モダニズムの象徴であるミュシャの作品は、世界中のアーティストにインスピレーションを与え、人々を魅了し続けている。 グラン・パレは、フランス国内外に向けたデジタル展示の制作、運営、配信を専門とする新しい組織としてグラン・パレ・イマーシブを2022年に設立。デジタル展示のための恒久的な会場をパリのオペラ・バスティーユ内に設立し、年に2回のイマーシブ展を開催している。 展覧会の目玉であるイマーシブコンテンツでは、ミュシャの物語を3幕で構成。第1幕では、青年期を過ごした故郷モラヴィア(チェコ)と、グラフィック・アーティストとして成功をもたらしたポスター作品群を大空間で展開。第2幕では、キャリアの絶頂期であり転換点ともなる1900年のパリ万国博覧会に焦点をあて、第3幕は晩年にとりくんだ《スラヴ叙事詩》の芸術的表現やメッセージが、いかに人々の共感を得て世界平和のモデルとなったのか、その理由に迫る。
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