親が所有していた「不動産」「車」「預金口座」を使い続けたい…名義変更の方法はどうする?【相続専門税理士が解説】
親の愛車の名義変更はどうすれば…?
不動産のほかに自動車の名義変更をする場合には、新たに所有者となる相続人の住所地を管轄する運輸支局で手続きしますが、自動車保管場所証明書を取得してから1ヵ月以内に手続きしなければなりません。 廃車にするにしても、いったん相続による名義変更が必要になります。 必ず必要になるのが遺産分割協議書です。相続人全員で実印を押すことになりますので、全員の印鑑証明書を揃えなければなりません。あとは戸籍謄本と住民票です。被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本と住民票の除票、そして、すべての相続人の戸籍謄本です。 また自動車関連の書類としては自動車検査証、保管場所証明書が必要です。あと、運輸支局のホームページから申請依頼書をダウンロードして記入してください。 自動車の名義変更の必要書類 ●自動車検査証 ●相続人の自動車保管場所証明書 ●申請依頼書 ●手数料納付書(検査登録印紙を添付) ●自動車税申告書 ●代理人に委任する場合は委任状 岸田 康雄 公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)
岸田 康雄