ボクシング井岡一翔の大みそか決戦が相手インフルエンザで前日に中止決定
プロボクシング元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(35=志成)による13度目の大みそか決戦は前日の30日、中止となった。 【写真】12月20日、来日した時は元気なマルティネスだったが… 31日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界スーパーフライ級6位として、同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)に挑戦するはずだったが、マルティネスのインフルエンザを理由に、試合がキャンセルとなった。 今年7月、WBA、IBF世界同級統一戦で初めて拳を交えて以来、約5カ月ぶりの再戦で、初対決で判定負けを喫した井岡のリベンジ舞台でもあった。 マルティネスは最終合宿先の暖かい米マイアミから真冬の日本に到着した影響でコンディションを崩した。37・8度の発熱を訴え、26日の公開練習を当日にキャンセル。さらに29日に都内で開催されるはずだった調印式も当日に中止を申し入れていた。減量中は選手の体温が上昇するケースも多い。コンディション不良か、減量の影響かは不透明がままだった。 29日に調印式の中止を発表した井岡の所属先となる志成ジムの芳野一貴プロモーターは「気温による変化、減量による発熱になったようだ。彼はやる気満々だと聞いている。コンディション整えたいので中止させてほしいと。試合中止の可能性はないと思って動いている」と試合中止を否定していた。しかし前日計量当日、王者側の意向により、試合がなくなった。