“優勝請負人”が投球術伝授 元ソフトB監督工藤さん、東北町で野球教室
元福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康さん(61)による野球教室が15日、東北町南総合運動公園ふれあいドーム上北で開かれ、子どもたちが楽しみながら憧れのプロの技を学んだ。 日本原燃の地域貢献活動の一環。同町のほか、十和田市や六ケ所村など上北地域の5市町村から小学生ら約100人が参加した。 子どもたちは、埼玉西武ライオンズ、読売ジャイアンツなどで通算224勝を挙げた工藤さんから、ボールを投げるこつを教わった。工藤さんは子どもたちとキャッチボールをし、「足を大きく上げると良くなるよ」「投げるときあごを上げないように」など一人一人にアドバイスを送った。また、「ボールの握り替えを速くするには」「横投げにならないようにするには」など子どもたちからの質問に丁寧に答えていた。 その後、工藤さんは、同町コミュニティーセンター未来館で「野球と私の人生」というテーマで講演。「他の選手を見て比較したり、周りに左右されるのではなく、自分だけを見て、やればできるということをどれだけ信じてやれるか。やり抜く力や思いが大事。諦めず、可能性を信じて」と訴えた。
デーリー東北新聞社