“ルフィ強盗事件”実行役リーダー残忍な犯行から一転、法廷で涙の謝罪「自らに極刑を望む」変化のワケ
そして迎えた、11月7日の判決。 一礼して法廷に入った永田被告。いつもと変わらない上下スウェット姿で、落ち着いた様子だった。裁判長から証言台の前に立つように言われた被告は、ゆっくりと席を立った。 「主文、被告人を無期懲役の刑に処する」 判決は、永田被告が「致命的な暴行を自ら行い、主導した」とした上で、「実行役の中でも被告人の責任が際立って重い」と指摘、「指示役の指示に従っていただけでなく、自らの判断で他の実行役を指揮していた」とした。 永田被告は裁判長をじっと見ていた。判決内容が読み進められるなか、時折、ポケットから小さなタオルを取り出して、目にあてた。 裁判長は最後に、こう語りかけた。 「謝罪の気持ちがあるのであれば罪の深さを考え、償いは何ができるのかずっと考え続けてほしいと思います」 黙って聞いていた被告の目には、涙が浮かんでいた。
TBS NEWS DIG Powered by JNN