パナソニックの技術も活用 国内男子ツアー×ピンマイク装着に新たな一手
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前(18日)◇有馬ロイヤルGC ロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72) 【画像】大迫力のバンカーショット 山田大晟 国内男子ツアーで今季3大会目の“ピンマイク装着プレー”が実現する。6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」、8月「KBCオーガスタ」に続く企画の大きなポイントは、異なる組で回る6人が18番の1ホール限定でマイクをつけてプレーすること(予選ラウンド2日間)。過去2度はいずれも、選手会主催大会で発案した石川遼が自ら行ってきた。 1ホールだけにすることで1人1人の負担は軽くなり、石川に続いてさまざまな選手が登場するハードルは下がる。今回は大会を主催するパナソニックのリアルタイム音声配信サービス「CHEERPHONE(チアホン)」を活用。ギャラリーがイヤホンを持参してスマートフォンで会場内のQRコードを読み込めば、目の前の18番をプレーする選手とキャディの会話を聞きながら観戦できるようにした。 「そのホールをどうやって攻めるのか、グリーン奥のギャラリースタンドでもティイングエリアの会話を聞くことができる。結構、面白い気はしているんですよね」。石川が“聞きどころ”として挙げる攻め方について、選手による違いを比べても楽しい。 予選ラウンドでは石川とともに谷原秀人、堀川未来夢、阿久津未来也、岩崎亜久竜、杉本エリックが18番でマイクを装着する。前週「ANAオープン」でツアー2勝目を飾ったばかりの岩崎も選手会理事の一人として“演者”に名を連ねた。「1ホールだけですし、全然大丈夫ですよ。いつも基本は打つ前の距離と風(の確認)くらい。歩いてる時もそんなに…」と笑い、湯本開史キャディとの会話に気を遣う必要もなさそうな気配だ。 週末の決勝ラウンドでも複数名がピンマイクをつけてのプレーを予定している。観戦予定の方々はイヤホンの持参をお忘れなく。(神戸市北区/亀山泰宏)