【独占撮】大河ドラマ主演の仲野太賀が「ギャラ1日1万円」でも出演したい“恩人”の映画
11月中旬、茨城県の商店街で大規模なロケに参加していたのは、仲野太賀。 すでに発表されている、仲野が主演で、2026年に放送予定のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の撮影かと思われたが、どうやら様子が違うよう。 【写真】大河でも共演の吉岡里帆の姿も、恩人が手がける映画撮影に臨む仲野太賀 「仲野さんが演じる豊臣秀長の正妻役を演じる吉岡里帆さんもいましたが、服装が明らかに昭和っぽくって。仲野さんもギターを手にして、慣れた手つきで演奏していました。中には若葉竜也さんの姿もありましたが、大河ドラマ出演という話は出ていませんよね」(目撃した商店街店主) どうやら、この日のロケは大河ドラマではないらしい。 「田口トモロヲさんが監督を務める映画のロケですね。物語の舞台は、1970年代後半から1980年代の昭和の日本。海外で一大ブームになったパンクロックが、日本の若者にも伝わってきた音楽シーンを映像化した作品になるそう。出演者などの詳細は未発表ですが、人気ロックバンドのボーカリストが主人公を演じるのだとか」(映画業界関係者) 仲野が出演している映画は、この11月だけでも『十一人の賊軍』『本心』『アット・ザ・ベンチ』と3本が公開中。 11月25日には単発ながらも、ラジオ番組『仲野太賀のオールナイトニッポン』のパーソナリティを務める、まさに旬な人。 「太賀という名前は、父親で俳優の中野英雄さんが“大河ドラマに出られるように”という願いを込めてつけられたそうです。それがついに『豊臣兄弟!』主演で実現。家族で大喜びのようです」(テレビ局関係者、以下同)
初めて覚えた名前が“クドカン”
今や引っ張りだこだが、下積み時代は自分より先に売れていく同世代の俳優たちに劣等感を抱くこともあった。 そんな仲野の転機となったのが、2016年に放送された日本テレビ系ドラマ『ゆとりですがなにか』への出演。 「脚本を書いたのは宮藤官九郎さん。仲野さんが初めて覚えたクリエイターの名前が“クドカン”で、幼いころからクドカン作品に夢中。宮藤さんのドラマ出演が転機となったと公言しており、彼にとって宮藤さんは恩人のような存在なのでしょうね」 実は、冒頭の映画の脚本も、宮藤が担当するという。 「この映画の出演者オーディションが行われて、募集要項に“出演料は1日1万円”とあったそうです。仲野さんは過去の雑誌インタビューで“作品の大小は気にしない”と語っています。実際の出演料はわかりませんが、クドカン作品ということで、出演を決めたのかもしれませんね」(前出・映画業界関係者) 国民的俳優となっても、受けた恩は忘れない。