大漁だった昨季の“3分の1”の予想…富山湾の冬の味覚『ブリ』大型の今季の漁獲量は平年を下回る見通し
富山テレビ放送
富山湾の王者、冬の味覚、ブリ。 今シーズンの漁を前に暗雲が立ち込めています。 県の予想では7キロ以上の大型のブリは大漁だった昨シーズンの3分の1にとどまり、平年を下回る見通しです。 県水産研究所は、毎年、日本海の水温などをもとにブリの漁獲量を予想しています。 それによりますと、今年10月から来年3月までの県内の漁獲量は、体重7キロ以上のものが101トンと、過去10年で最も多かった昨シーズンの3分の1にとどまる見通しです。(昨シーズン:299トン) 過去10年の平均は146トンで、これと比べると3割ほど少なくなりそうです。 体重4キロ前後のブリもそもそもの個体数が少なく、平年より3割ほど少ない31トンと予想されています。 一方、近年、北海道でブリが豊漁となっていて、県水産研究所は、「富山で獲れるブリは北海道から南下したものなので影響がないとは言い切れない。今後も状況を注視したい」としています。
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