第36回「弁慶まつり」主役お披露目/和歌山県田辺市
和歌山県田辺市生まれと伝えられる平安時代の豪傑・武蔵坊弁慶をたたえる「弁慶まつり」の実行委員会は、一般から公募した2024年の弁慶役と、弁慶の恋人・玉虫役を発表しました。 弁慶まつりは、田辺商工会議所や田辺市などによる実行委員会が毎年秋に行っている市民まつりで、主役の弁慶と恋人の玉虫をはじめ、源義経や、弁慶の父・熊野別当湛増などの登場人物を一般から公募しています。 36回目となる2024年のまつりでは、主役の弁慶役に田辺市在住で田辺市消防本部の職員・西村博也さん(24)が、玉虫役に田辺市在住で看護専門学生の水野夢さん(19)がそれぞれ選ばれました。 弁慶役の西村さんは「弁慶の強さの中に見える優しさや愛情を表現したい」と意気込みを語りました。玉虫役の水野さんは「芯の強さを持ち、辛い過去を抱えながらも、不器用だけど優しい弁慶を包み込むような玉虫を演じられたら」と話しています。 第36回弁慶まつりは、10月4日と5日の2日間、田辺市の中心部で開催されます。 西村さんと水野さんらが出演する「演劇・弁慶伝説」は、4日のよる6時半から、世界遺産・闘鶏神社の特設舞台で開演します。 5日には、田辺市の扇ヶ浜やアオイ通りなどでよさこい踊りや弁慶ゲタ踊りが行われるほか、扇ヶ浜での物産テント市やもちまき、そして、フィナーレを飾る田辺観光協会主催の田辺花火大会が、よる8時から扇ヶ浜で開かれます。