コンセイソン監督「このチームには気質がある」 ミランがインテルとの“ミラノ・ダービー”制しスーペルコッパ優勝!
ミランを率いるセルジオ・コンセイソン監督が、スーペルコッパ・イタリアーナ優勝の喜びを口にした。『フットボール・イタリア』が伝えている。 【動画|インテル×ミラン】ミランが0-2から3ゴール!|スーペルコッパ・イタリアーナ決勝|2024 ミランは現地時間1月6日、スーペルコッパ・イタリアーナの決勝でインテルと対戦した。試合は45+1分、ラウタロ・マルティネスのゴールでインテルに先制を許す。さらに47分にはメフディ・タレミがゴールを決め、ミランは2点のビハインドを背負う。 しかし、ここからミランが試合をひっくり返す。52分、テオ・エルナンデスがFKから直接ゴールを決めて1点を返すと、80分にクリスティアン・プリシッチのゴールで同点に追い付く。さらに後半終了間際の90+3分にはタミー・エイブラハムのゴールで逆転に成功し、ミランが3-2で勝利した。 ミランが通算8度目のスーペルコッパ・イタリアーナ優勝を果たした。就任してから2試合目にして、ミランにとって大きな意味を持つタイトルをもたらしたコンセイソン監督は、優勝の喜びをこう語った。 「選手たちのことをとてもうれしく思う。決して簡単ではなかった。私がここに到着したときの雰囲気は最高と呼べるものではなかった。この2試合の前に細部を詰める時間もなく、トップレベルのチーム2つと対戦した」 「選手たちは魔法のように、我々が話したことすべてを吸収してくれた。改善すべき点があるのは明白だが、選手たちはそのことはわかっている。謙虚ささえあれば、UEFAチャンピオンズリーグ、セリエAでともにすばらしい数カ月間を過ごし、ミランをふさわしい場所に導くことができるだろう」 「我々はいま幸せで、この優勝を祝っている。だが、明日からはカリアリ戦に集中するんだ」 準決勝のユヴェントス戦では、ハーフタイムにコンセイソン監督が選手たちに怒りをぶつけ、それが勝利につながった。同監督は、この試合のハーフタイムに選手たちとどのような会話を交わしたかを話した。 「守備でも攻撃でも調整すべき点がいくつかあった。スローインから失点し、後半開始すぐにロングボールを読みきれずに追加点を許したのは大きな痛手だった」 「だが、チームは2度も逆転し(ユヴェントス戦も逆転勝利)、2つの強豪に勝った。このチームには気質があるということだ。我々は試合中に調整をしなければいけない。それが私が給料を受け取っている理由だ」 コンセイソン監督は、ユヴェントスとの準決勝では深く守り過ぎたことに不満を抱いていた。しかし、インテル戦では高い位置から積極的にプレスをかけていた。 「守備が堅いチームでありたいなら、選手間の距離を縮め、形を維持する必要がある。我々はより良い結果を残すことができるが、DFとMFには勇気が必要だ。偉大なミランであるならば、守備を怖がったり積極さを失ってはいけない」 「私にとっては、そうであることがとても重要だった。練習時間が限られているなか、守備の動きをはっきりとさせるのは簡単なことではない。しかし、選手たちはみんな国を代表する選手であり、賢く、勝利のために何をすべきかすぐ理解してくれた」 また、コンセイソン監督は3つの得点すべてに絡んだポルトガル代表FWラファエウ・レオンを称えた。 「レオンは驚異的な選手だ。私は彼のことを長い間知っている。私と同じポルトガル人だが、彼はもっとリラックスしたポルトガル人で、それに比べると私は堅苦しいポルトガル人だ」 「彼にはまだ学ぶべきことがある。そうすれば世界最高の選手になるだろう。彼が持っている実力は高く、それをチームのために発揮すれば、より優れた選手になれる」 「彼がこういったことを学んでいけば、来シーズンには世界最高の選手になるはずだ」
SPOTV NEWS