「Gemini」の新拡張機能で多くの「アシスタント」機能が「Android」に復活
「Gemini」に取って代わられた「Googleアシスタント」を懐かしんでいる人は、次の大きなアップグレードについて知っておこう。 「Android」版Geminiに対する大きな不満の1つは、アラームやタイマーの設定、メディアの制御といった、Googleアシスタントにあった基本機能の多くが欠けている点だ。 新しい「Utilities」機能拡張はこの点の改善を目指している。Googleの説明によると、Utilitiesによって、デバイスのアクションについてある程度Geminiが対応してくれるようになるという。 Utilitiesを使用することで、時計アプリのアラームとタイマーの設定および管理、ウェブサイトの表示、写真やスクリーンショットの撮影、メディアの再生の制御、「Pixel Screenshots」でのスクリーンショットの参照や検索などができるようになる。できることの詳細な一覧は、Googleのサポートページにある。 Geminiでは複数の要求を一度に扱うこともできる。例えば「メディアの音量と通知の音量を○○%に設定してから、バッテリーセーバーをオンにして」「10秒タイマーで写真を撮って」といった頼み方ができる。 加えて、ロック画面向けの機能がいくつか登場する。アラームとタイマーの設定およびストップ/スヌーズ、フラッシュライトのオンオフ、Bluetoothのオンオフ、バッテリー残量の確認、再起動などに対応している。 Googleは今回、Geminiでまだできないことも短いリストにまとめている。クローズドキャプションのオンオフの切り替え、メディアの言語の変更、ウェブサイトの特定のページを見つけて開くこと、Geminiの言語の変更、「デバイスを探す」(Find My Device)などが利用できない。 UtilitiesはAndroidデバイス向けのGeminiモバイルアプリでしか利用できず、使うにはGeminiがメインのアシスタントに設定されている必要がある。GoogleはUtilitiesを段階的に公開しているため、現時点でUtilitiesが見つからない場合も、しばらくすると現れるはずだ(筆者の「Pixel 8 Pro」では、確認したときにまだ利用できなかった)。 Utilitiesが使えるかどうかは、右上隅のプロフィール写真をタップして「拡張機能」(Extensions)を見れば確認できる。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。