佐藤駿

◇26日　フィギュアスケート　グランプリ（GP）シリーズ第2戦・スケートカナダ第2日（ハリファクス） 　男子のショートプログラム（SP）が行われ、昨季四大陸選手権2位の佐藤駿（20）＝エームサービス・明大＝が96・52点で2位発進。昨季全日本選手権3位の山本草太（24）＝中京大＝が92・16点の3位で続いた。 　11番滑走で登場した佐藤は冒頭のジャンプで最大の武器の4回転ルッツを成功させて、2・79点という高いGOE（出来栄え点）の加点を獲得。続く4回転―3回転の連続トーループを決めて2・04点の加点を得ると、基礎点が1・1倍となる後半に組み込んだトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）もGOEがプラスのジャンプとして得点を伸ばした。また、ジャンプ以外の構成要素も2本のスピンを最高のレベル4とし、演技を終えた後は決めポーズのまま小さくガッツポーズした。 　一方、10番滑走だった山本は冒頭で4回転―3回転の連続トーループを決めて、2・31点の加点を得た。続く4回転サルコーも成功し2・36点の加点を獲得したが、続くトリプルアクセルがGOEの減点を受けるジャンプとなった。それでも、2本のスピンを最高のレベル4としてカバー。9月のチャレンジャーシリーズ・ネーベルホルン杯から13・16点上積みしたSPシーズンベストを更新し、演技後はキス・アンド・クライでホッとした笑みを浮かべた。 　首位は昨季世界選手権王者で106・22点をマークしたイリア・マリニン（米国）。男子フリーは27日（日本時間28日）に行われる。