10月の輸出は2カ月ぶりプラス、中国向けが回復-4カ月連続貿易赤字
(ブルームバーグ): 日本の輸出は10月に前年比で2カ月ぶりに増加した。中国向けを中心にアジア向けが回復した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は4612億円の赤字と4カ月連続マイナスとなった。財務省が20日発表した。
<輸出>
<輸入>
伊藤忠総研の宮嵜浩主席研究員は、中国向け中心にアジア向けの輸出数量がかなり大きく伸びているとし、「経済対策によって中国景気の悪化に歯止めがかかったことで、これまでの落ち込みの巻き戻しが起きている」と指摘。「10-12月期の外需の持ち直しに期待を持たせる内容だった」と語った。
ドル・円の平均値は1ドル=145.87円と前年比で2.0%の円高だった。
--取材協力:横山恵利香.
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Takashi Umekawa